根岸吉太郎監督最新作『サイドカーに犬』が完成し、都内で記者会見が行われました。

2007年3月29日(木)
会場:ホテルモントレ銀座
登壇者:竹内結子、松本花奈(はな)、根岸吉太郎監督

司会:まずは皆さんからご挨拶をお願いします。

監督:
原作を一読して映画にしたいと思いました。
それから5年間くらいずっと考えていましたが、竹内さんとの出会いがあって、この映画が成功しました。
今までの竹内さんを捨てて演じた彼女を見てください。

竹内さん:
ヨーコという女性を演じました竹内結子です。
今までの私を捨てたのかと言われると分かりませんが、居心地のよい女性を演じられて楽しかったです。

花奈ちゃん:
3月23日で小学3年生が終わりました。
4月から4年生になります。
よろしくお願い致します。

司会:根岸監督から竹内さんへ一言どうぞ。

監督:
お互い手探りで俳優と作り上げました。
竹内さんはバランスがいい、素晴らしい女性です。
演出力を引き出すワザを持っていて、現場ではいろいろな発想をもって生き生きと動いてくれました。

司会:花奈ちゃんは休憩中に竹内さんにしてもらったこととかありますか?

花奈ちゃん:
お父さんと弟が話す場面の物まねをしてくれました(笑)

司会:役作りについて特に楽しかったこと、大変だったことは?

竹内さん:
女の子なんだからと求められるものが(この役は)そんなにありませんでした。
未知のことが多くて、手探りで現場に入りました。
踏み込む感じがスリリングで楽しかったです。

司会:YUIさんの主題歌について監督の感想は?

監督:
エンディングを入れる前の状態をYUIさんに観てもらい、とても共感してもらいました。
このごろの映画はとってつけたような主題歌が多いが、この映画にふさわしい主題歌を作ってくれたYUIさんに感謝しています。

■質疑応答

Q:ホットケーキを食べながら泣き笑いをするシーンは、
 どのような気持ちと解釈して演じたのですか?

竹内さん:
古田さんが演じた花奈ちゃんの父親とのつながりは見た人の受け取り方にゆだねますが、その家庭に乗り込んでいったのに、なぜかその娘との気持ちのつながりの方が大きくなって、乗り込んだのに、巻き込まれてしまった。
そのどうしようもない状態を空しく感じたり、そんな自分を笑いたいような、また哀れむような、そんな気持ちで演じました。

Q:撮影を通して気づいた自分自身の課題があったと
作品資料にありますが、それは何ですか?

竹内さん:
ブランクがあると感覚を取り戻すのに時間がかかります。
芝居をやり続けなければならないと思いました。
個人的にもいろいろありましたが、それを乗り越えながら、そのときそのときの自分を映像に残せるはありがたいです。
なんというか、自分をあきらめてはいけないと思いました。