5月19日より、ユーロスペースにて公開される映画『14歳』。本作は、映像ユニット「群青いろ」=高橋泉と廣末哲万の劇場デビュー作である。

学校という閉塞的な空間を舞台に、自らの“14歳”体験を鮮やかに再構築し、強く美しい画としてスクーリンに映し出したのは『ある朝スウプは』で衝撃的なデビューを飾った「群青いろ」=廣末哲万と高橋泉である。本作では、高橋泉が脚本を手がけ、廣末哲万が監督・主演とそれぞれの才能を発揮している。

5月19日の公開に先駆け、3月28日(水)、世田谷ものづくり学校にて「今・昔14歳の自分、本音ぶちまけin学校」と題されたトークイベント付き試写会が行われた。この日のゲストには、『14歳』で脚本を担当した高橋泉さん、同映画で主演・監督業をこなした廣末哲万さんに加え、映画『14歳』と同名の自伝的小説を今年1月に発売したばかりの、大人気お笑い芸人・千原ジュニアさんを迎え、かつて14歳だった自分を振り返りながら、中学校の教室というシチェーションの中イベントが行われた。

■自伝的小説「14歳」について
千原:「22歳頃に書いたんです!他の文芸誌に連載されてて。所属事務所に無理やり書かされました!!」
かなり評判いいみたいですよ?との司会者の問いには、「オカンには怒られました」とコメントし会場を笑わせた。とはいえ、千原さんがかつて、引きこもりをしていた頃の実体験をもとに執筆したという本作は、現在増刷8万部を超え大ヒットとなっている。また、引きこもりから抜け出したキッカケを聞かれ「僕は、結局兄に引っ張りだしてもらった部分があるので。こういう教室のような所で、ネタをやったんですけど、その時に幸か不幸かウケたんですよ!その時に体に電気が走って!これをずっと続けたいなと思いました。そこでスベッてたら、また引きこもってたかもしれないですね!」と自身の体験を語った。

■映画『14歳』について
高橋:「ずっと映画にしたいとは思ってました。“14歳”というのは昔からさわってみたい年齢でもありましたし!」

■14歳だった当時を振り返って
廣末:「義務教育で与えられたものに、やりたい事がなく家も裕福ではなかったので外へ出たんです!そこで芝居というものに出会ったんです」

■公開を控えて一言
高橋:「人に見てもらわないと分からない部分もあるので。面白くても、つまらなくてもとにかく周りの人に伝えて欲しいですね」

廣末:「この作品で何か引っかかる所があったら、嬉しいですね!」

■集まった観客の方からの質問タイム

息子が、ずっと引きこもりをしてるのですが、千原さんから何かアドバイスがあれば伝えたいのですが・・・。

千原:「男の子が、部屋に引きこもって自分が、どう進んでいくのか考えるのは普通の事だと思うんですよ。悲観的になる事も全然ないし。自分がこの歳になって思うのは“贅沢モンだったな〜”と。そっとしておくのがいいと思うんです。僕もよくオカンに、部屋まで飯持ってきてもらってました!そんな贅沢な事ないでしょ?!」
と自身の過去を振り返りつつエールを送った。

また、3月26日は廣末哲万監督が、3月30日には千原さんがそれぞれ誕生日を迎えるという事でサプライズプレゼントが手渡された!!

かつて14歳だった自分を振り返りつつ、ゲストご自身の体験や想いなどが語られ、貴重な時間と共に、改めて自分自身と向き合う大切さを感じたイベントとなった。

(Izumi Masunaga)