人気シリーズ『スパイダーマン3』の日本語吹き替え版に元フジテレビアナウンサーで現在フリーアナウンサーの山中秀樹さんがキャスター役に初挑戦することになり、公開アフレコが行なわれた。役柄は危機に瀕したスパイダーマンと、敵との戦いを実況する人気ニュースショーのキャスター役。物語のラストにかかる緊迫した重大なシーンのリアル感を出せる本物のキャスターとして、アナウンサー歴26年の確かな実績とニュース現場の知識から今回の抜擢となった。

Q:今日実際にやってみてどうでした?
「難しいんですよ。ハル・フィッシュマンさんはアメリカのニュースキャスターで75歳、やっぱり75歳の声を出せないんですよ。役者じゃないので50前の声でしか出せない。自分としてはせっかく映画を見ていただく以上はなりきらなくてはいけないんですけど。ブレスの取り方も難しいですね。」

Q:実際に公開されたら見に行きますか?
「もちろん見に行きますよ。初めての吹き替えをやって映画は劇場で見なきゃいけないと思いますよ。ニュースキャスターとして報道特番や現場とのやり取りはいっぱいやってきましたが、「ジェニファー」と呼びかけたことがないんですよ。今までジェニファーという記者がいたことがないんですごく不思議なんですよ。台本を頂いた時にちょっと自分でくすって笑いました。僕もハル・フィッシュマンになりきっておかなくてはいけないので一生懸命やりました。」

Q:話を頂いた時は?
「こういうお仕事もあるんだとうれしかったですよ。まさか吹き替えは予想もしていなかったんですが、フリーですから何でもやらせて頂きます。」

Q;山中さんにとってもスパイダーマンはヒーローですか?
「スパイダーマンもヒーローだし、現役最年長キャスター、ハル・フィッシュマンもヒーローですね。」

「声優はやってみると大変な仕事で技術が無ければできないので、プロの声優さんの仕事はすごいなと思います。僕はせいぜいキャスター役しかできないと思いますが、仕事の依頼があればやっていきたい。声の演技の勉強をもう一回やらなきゃいけないかな。5月1日で日本が一番早い公開ですから、私の声も是非聞いてください。」

『スパイダーマン3』は5月1日(火)より、日劇1ほか全国一斉、世界最速ロードショー!
(M.NIBE)