【昭和史の象徴である、横山光輝の傑作『鉄人28号』が魂を揺さぶる感動作として復活!!】

数次にわたりアニメ化されている横山光輝の名作『鉄人28号』。2004年に、今川泰宏が監督を務めたアニメ版は、ことのほか注目を集めた。原作が、連載された昭和30年代という時代性を取り入れ、戦火に翻弄された人々の悲しい運命や犯した罪の清算、さらに鉄人なる「負の遺産」を遺した父を乗り越えていく、主人公・正太郎を見事に描き骨太のヒューマンドラマとして高い評価を得た。

そして2007年、『鉄人28号』誕生から51年の時を経て、今川泰宏監督により「破壊と再生」というテーマを軸に『鉄人28号 白昼の残月』と名打ってオリジナル・ストーリーの映画が完成した!!

3月31日(土)の公開を目前に控えた3月24日(土)、お台場・デックス東京ビーチ シーサイドモール4F「台場一丁目商店街」にて、台場一丁目商店街の町会長を務め、おもちゃコレクターとしても有名な、北原照久さんによる“ロボット憲章調印式”が開催された。

調印式の特設会場となった、台場一丁目商店街には2メートルもの巨大な「鉄人28号」と「ジャイアントロボ」のフィギュアが置かれ詰め掛けた観客を出迎えた。

始めに、北原照久さんによるトークショーが行われ「『鉄人28号』は当時、月刊誌の“少年”で連載されていたんですよね!“鉄人派”と“アトム派”に分かれたりしてましたよ。付いてる付録が『鉄人28号』だったりしたら大喜びしてましたよ。」と当時を振り返った。

今回の映画化については「正直泣けますよね!戦後の懐かしい風景とかもたくさん出てくるんですよ。映画のタイトルでもある、“残月”という言葉がなぜ題名に付いているのかも見ればわかると思いますよ!」とコメント。

また、おもちゃコレクターとしても知られる北原さんのコレクションの一部が本日の会場となった、ここ台場一丁目商店街に飾られていることもあり、そのコレクションについて聞かれ「信じられない位高い物もあるんですよ!それだけ「鉄人28号」は幅広い層の方に人気があるし、コレクターも大勢いるんですよ!」と語った。

続いては、リモコン操作で動かす事の出来る50分の1のサイズの「鉄人28号」と「ジャイアントロボ」が登場し北原さんも実際に操作をするなど、キャラクターのアニメ版さながらの動きにすっかり魅了されたご様子。

最後には、横山光輝ジャイアントロボ40周年記念アニメ『ジャイアントロボ』にヒロイン声優・ヴィー役として参加した沢井美優さんより、北原さんへ桜の花束が手渡された。

(Izumi Masunaga)