アカデミー賞外国語映画賞ブラジル代表!
ブラジル映画歴代興収新記録を樹立!
2200万枚売り上げるミュージシャンに隠された、涙と笑い溢れる波乱万丈の真実の物語。
ブラジルの実在のミュージシャン“ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ”の半生を描いた作品に、高橋ジョージさんを迎えてトークイベントが行われました。

Q:この映画をご覧になってどうでしたか?
  またご自身が若い頃のお父さんとの関係は?

A:映画を見ていて主人公と自分が重なるところが多かった。
  自分も貧乏だったし、田舎出身なので同じような田園風景の中で生活していた。  
  歌を初めて歌った時に音痴といわれたところとか、最初に買ってもらった楽器がハーモニカ
  だったのも一緒だった。
  自分がプロのミュージシャンになるため上京する際に、父親が当時まだ珍しかったカラーテレビを
  売って旅費にしてくれたのを思い出した。
  両親が離婚したとき、父親から寂しいときに弾くようにとギターをもらった。
  自分が子供の頃はこの映画のように、明るいビンボーだったので貧しいけれど頑張ろうと思えた。

Q:ご自身は父親として、お子さんにどう接していますか?
  また夫婦円満、家族円満の秘訣は?

A:娘は2歳で、お腹の中にいる頃からギターを弾いて聞かせていた。
  この前娘がロードを口ずさんでいたので、喜んでうれし泣きをしてしまった。
  家族の絆はあって当たり前。
  お金があると子供はゲームやTVに夢中になってコミュニケーションが希薄になるが、
  この映画の家族のようにお金がなければ、やることがないので家族でよくしゃべるから
  コミュニケーションが密に取れる。
  だからうちの家族のルールは、TVを消して1日1回家族で食卓を囲んで食べること。
  家族は向かい合うより同じ方向をむいて夢や希望に向かうことが夫婦円満、家族円満の
  秘訣だと思う。
  親が子供にできることは環境を作ってあげることだけ。
  好きなことをやらせて、挫折してもやり直せるんだというメッセージをこの映画から感じた。
  自分も挫折ばかりだったのでとても共感できた。

Q:いつもは奥様の三船美佳さんと一緒ですが、今日はお一人でいかがですか?

A:いつもは夫婦でトークするが、妻がいないほうが喋りやすい。
  妻の方が色々とトークに厳しいから。
  子供は3〜4人は欲しい。この映画のように大家族になりたい。