今、世代を超えて、感涙の大ベストセラー待望の映画化!
96年に刊行された、あさのあつこ原作『バッテリー』は世代・年齢を超え、累計380万部を突破する大ベストセラーとなりました。監督は優れたエンターテインメント作品を作り続ける滝田洋二郎監督。主人公にはニューフェイスの林遣都。また、日本を代表する演技派俳優陣が初々しい少年たちをサポートします。
3月10日,有楽町・有楽座で初日舞台挨拶が行われた。

林遣都:はじめまして。一生懸命しゃべりたいと思います。『バッテリー』と出会って1年、オーディションでまさか自分が選ばれるとは思っていなくて、今ココにいるのが信じられないですみなさんに支えてもらって、最初は全然ダメだったけど、どんどん撮影が楽しくなって行きました。幸せな1年だったと思います。
ー原田巧とはどういう人物?ー
林遣都:あこがれの存在です。中学1年生で自分をもっている。強い人間だと思います。巧に勇気をもらいました。

山田健太:役をもらった時、中学の野球か『バッテリー』か選ばなくちゃいけなかった時、監督に、「中学最後の夏を僕にくれ!」とプロポーズされました。本当にうれしかったけど、不安でした。撮影中みなさんに迷惑かけてばかりで。今僕には夢があります。この映画で関わったみなさんに恩返しがしたいです。『バッテリー』は僕の15年の人生の誇りです。

天海祐希:毎日毎日、顔つきの変わっていく少年たちをみて、おちおちしてられないなと、がんばる日々でした。

岸谷五朗:彼らの成長がすごくて、映画の完成と比例して成長していってた。こんなに立派な舞台挨拶が出来るようになるなんて。

菅原文太:どんな役者も子役と動物には叶わないってことわざがあるんだけど、子どもが大木の上で拗ねて、座ってるシーンはたまんなかったな。

滝田洋二郎監督:初めて原作を読んだ時、この原田巧をスクリーンで観たいと思った。オーディションでふたりに出会ったときから始まったのかも。今日このバッテリーに立てたのが嬉しい。

あさのゆうこ:こんなにステキな映画が出来て嬉しい。物語りって映像には勝てないのかと嫉妬してしまうくらい。とっても良い作品です。少年少女たちの誠心誠意の演技が素晴らしかった。

素晴らしい原作に集まった最高のキャスト・スタッフの思いがひしひしと伝わってくる舞台挨拶であった。また、最後に行われたサインボールのスローイングでは見事な投球を披露した、林遣都と山田健太。彼らが投げたボールのように、まっすぐに成長していって欲しいと感じた。この感動を是非、劇場で。

(にいざわ あきこ)