3月6日(火)新宿バルト9にて『デジャヴ』(3月17日(土)公開)のジャパンプレミアが行われた。ハリウッドのナンバー・ワン・ヒットメーカーであり、この作品の製作も手がけたジェリー・ブラッカイマーの応援プロジェクト、総合プロデューサーである新庄剛志氏が舞台挨拶を行った。劇場内は来場者が“デジャヴ”を体験できるように、大量のポスターが貼りめぐらされ、来場したお客さんは“一度来たことがあるような…”奇妙なデジャヴ感覚にとらわれていた。

第11回国民的美少女コンテストグランプリに輝いた林丹丹さんや、双子タレントの工藤兄弟も出席し、満席となった場内の観客が待ちわびるなか、サーチライトと噴射スモークの中、客席後方から現れた新庄氏。歓声で沸き立つ客席の間を縫って、ファンサービスをしながらステージへ登壇、そして手にしたバラの花を客席に向かって投げるという、派手な登場となった。

ジェリー・ブラッカイマー作品の大のファンだという新庄氏。「アメリカにいた時に映画のDVDをたくさん観ていて、その中でおもしろいなと思っていた作品が全部ブラッカイマーの映画だったんです。」その中でも、一番好きな作品がこの『デジャヴ』だという。「ここ5年くらいでNo.1の映画ですね。」と大絶賛。
去る2月7日にLAで対面したブラッカイマー氏本人については「自分に似ているような雰囲気を持っていますよね。(笑)オーラがあって、すいこまれるような人。」と感想を述べた。

続いて、そのブラッカイマー氏から特別に寄せられたメッセージを上映。最初のサプライズはその直後に起きた。メッセージ上映後、再び場内明かりがつき、新庄氏がステージ中央に戻ると、それまで新庄氏の背後にいたはずの司会者が消え、同じ人物がまったくの反対側から現れたのだ!まさかの瞬間移動に、「あ、あ、あれ……??これはデジャヴ…?」と驚く新庄氏。場内も騒然となる中、ステージ袖から同じ顔・背格好をしたもう1人の司会者が現れた。実はこの日の司会者はタレントで双子のフリップフラップの2人。サプライズ好きの新庄氏が、“逆サプライズ”を仕掛けられてしまった。

新庄氏は実体験においてもこのようなデジャヴ体験をしたことがあるというが…。
「食事をしに初めて行ったレストランで『あれ、ここ前にも来たことがある…?』と思ったら、本当に前にも来たことがあったんですね。…これはデジャヴではないですね(笑)」
舞台挨拶終了後、急遽、新庄氏からのサプライズが用意された。ロビーに偶然居合わせた一般のお客さんに向かって、2階のバルコニーから「ここに集まってくれた人の中から『デジャヴ』の映画に招待します!」とビックリ発言。お客さんは突然現れた大スターに大興奮のうえ、さらに新庄氏から直接チケットが貰えるということで、会場は大歓声の渦に包まれた。3組のラッキーなお客さんが新庄氏から手渡しでチケットをプレゼントされると、他のお客さんにもスタッフからチケットが配られ、ロビーは一時パニック状態に。これまでもさまざまなサプライズで世間を驚かせてきた新庄氏ならではのアイディアによる、嬉しいサプライズとなった。
「みんなが喜んでくれて、僕も嬉しかった。手渡しでプレゼントできたのもとってもよかった。」と、感想を述べた。