2007年5月、”彼”が帰ってくる!どしゃ降りの中、壁にもたれかかりぐったりうなだれるスパイダーマンを目にして早1年。ついに多くの謎が明かされる!
3月1日(木)、主演のトビー・マグワイア、ジェームズ・フランコ、制作プロデューサーのアヴィ・アラドが来日し、特別映像上映と来日記者会見を行った。超厳戒態勢のセキュリティーのなか、30分の今回限りの特別上映の後、同じく来日したソニー本社ポール・スミス氏より4月16日(月)に六本木ヒルズでシリーズ初となるワールドプレミアが実施される事、そして日本公開が世界最速5月1日(火)に決定した事が発表された。

映画史上最高額となる3億ドル(約357億円)という総制作費がかけられた本作、アヴィ曰く、「よりドラマチックで複雑に、アクションもアドベンチャー要素が多くなっている」という。

トビーは、「ピーターはすでに僕の一部となっているよ。スパイダーマンの世界もね。前の2作と比べて、ピーターはハリー(ジェームズ・フランコ)との関係以外全てうまくいっているんだ。そういったシチュエーションで始まり、ピーターは自分にのぼせあがってしまう。今までのピーターと比べると、どーしてこんな事をするのか?と思ってしまう事もある。明るい所とダークな所をどのようにバランスをとって演技をするかが大変だった。ワークアウトはこの役としては当たり前だし、別に好きなんだ。楽しかったよ。セクシーかな?みんなどう思う?」と鍛え上げられた肉体について話す場面も。

ジェームズも、「スパイダーマンシリーズで初めてのアクションシーンがあったんだ。前の2作品から学ぶとこも多かったけど、どんどんハイテクになってくから、よりダイナミックになったと思うよ。1のゴブリンより、複雑でリアリティがあると思う。アクションシーンには2年というとても長い時間をかけてるからとても自信があるよ。」と、空中戦を自信満々にアピール。

製作のアヴィからは、「テーマは『許す事』。過ちを犯した時、人はどう許すか。ヒーローでも過ちを犯す事がある。それと、MJとピーターのラブストーリー。今回二人はかなり試練にあう事になる。」と非常に気になるテーマの発表。

ワールドプレミアには全キャスト、監督、製作陣が集合する予定となっている。また、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーでは、公開を記念して同時期(4月16日は休館)に「スパイダーマン展」を開催!2007年GWは日本中に『スパイダーマン3』旋風がながれるだろう。

(にいざわ あきこ)