『幽閉者（テロリスト）』が2月3日（土）、初日を迎え、足立正生監督、主演の田口トモロヲさん、大久保鷹さん、ARATAさんによる舞台挨拶が渋谷ユーロスペースにて行われました。

激動の60年代を経て、パレスチナの日本赤軍へ参加。35年の空白を埋め新作を完成させた足立正生監督がついに映画へと帰還した！！

新作のモデルとなったのは、72年のリッダ空港襲撃事件の主犯のひとりである岡本公三。足立監督は、幽閉状態にあった同志、岡本公三と“現在”をシンクロさせ、その痛みを“魂の幽閉状態”の過激なファンタジーとして描き出したのだ。

衝撃の映画とは打って変わり、上映後行われた舞台挨拶は、終始なごやかな雰囲気で進められました。お客様も足立監督の映画界への復帰を待ち望んでいたという感じです。

Q.映画を観終わったお客様へ一言。
足立監督:「熱い映画になったと思います！！」

田口:「おはようございます！！午前中に観たんですよね？映画はナイトムービーといった所ですが（笑）」

大久保:「足立監督の35年振りの作品ですが、自分自身は、新しい映画のように感じました。そのような作品に参加できて嬉しいです。是非大ヒットしてほしいです。」

ARATA:「サブリーダー役のARATAです。実在の人物を表現したのが始めてだったので、すごくいい体験でした。凄く価値のある映画だと思うので、友達に宣伝してください。」

Q.監督について
田口:「伝説の監督ですので、学生の頃から作品の大ファンでした。お会いするまでは、物凄く怖い方だと思っていましたが実際は、民主的な方でビックリしました。激動の人生を歩んでらっしゃるので差別なく、俳優一人一人の意見を聞いてくれる方です。足立監督の作品に出れると思っていなかったので光栄です！」

ARATA:「初日から怒鳴り散らされるだろうと思っていましたが、現場の凛とした雰囲気が、監督そのものの雰囲気の様な気がして、とても印象的でした」

Q.一番辛かったシーンは？
田口:「全て辛かったです（笑い）。俳優をやってい一番辛いのはカットされる事ですが（笑い）。水攻めのシーンはほんと辛かったです！！」

35年振りにメガホンをとった、足立監督が放つ衝撃の世界を是非、体験してみては？

（Izumi Masunaga）