ホームレスから億万長者へ、夢のような人生を本当に実現させた男の実話から生まれたサクセス・ストーリー『幸せのちから』主演ウィル・スミスが1月27日からの公開に先がけ、東京にて来日記者会見を行なった。親日家で今回が7回目の来日。コメディーでもアクションでもない、今までとは違うこの映画の魅力を存分に語ってくれた。

——実の息子との共演について
息子と共演するということで、特別な力が働きました。キスのシーンもあるのですが、ナチュラルな演技ができました。他の子供だったら、違和感があったと思います」「父親としては、息子があまりにも素晴らしかったので試写を見て、涙しました。

——奥様は息子が演技をするということに関して、どう思っていたのか
しかりつけて、締め付けてしまわないかと心配をしていたが、現場を見に来て、逆に、「親子ではなく、共演者なのよ」と言われました。
息子は感情の起伏を読むのが得意で、難しいシーンやキャラクターの説明などは2人でひざを突き合わせて説明し、場面に合った感情になることがありました。」

——ウィルにとって、「幸せのちから」を感じるときは
「自分の1日を振り返り、客観的に見たときに、ああいう生き方をしたいなと思えることは素晴らしいことです。自分が自分をリスペクトできていると感じたときに幸せのちからを感じます。」

——息子がアカデミー賞を取ったら?
「“オマエの父親だから、僕によこせ!”と言います。」

——クリス・ガードナーとの共通点は「自分の人生は自分でコントロールする」ということ
「自分のアイディアや、夢を手に入れる力を本気で信じれば、実現します」この映画はまさにそのことがテーマとなっているから、私自身もとても気に入っています。」
「人間には希望が必要、自分の中で、アイディアや信念は自由にすることができる。それが一番の道具になります。」
(M.NIBE)