本編上映の後、劇場には松田龍平(悪夢探偵)、hitomi(女刑事・霧島慶子)、安藤政信(若宮刑事)、塚本晋也監督が会場へ。ゲストが登場すると、満員御礼となった客席は大きな拍手と完成で湧き上がった。

松田:
こんなにたくさんの方が見に来てくれて嬉しいです。今日はありがとうございます。

hitomi:
みなさんこんにちは。長編映画初出演ということで、この映画に出会えたこと、そして塚本さんに出会えたことは私の人生の中で大きなことです。愛すべき作品になりました。みなさんに楽しんでいただけましたでしょうか?(会場・拍手)
たくさんの方が見に来てくれて、ホッとしています。

安藤:
若宮役を演じました安藤です。(舞台挨拶を)何回やってもなれなくて緊張しているのですが… 大勢の人が見に来てくれて嬉しいです。ずっと出たかった塚本監督作品に出ることができて光栄です。そしてその初日を迎えられて、今は幸せな気持ちです。

塚本監督:
昨年の今頃ちょうお撮影していたのですが、一年熟成させてようやく公開となりました。大好きな役者さんにでてもらった大好きな作品です。今日客席のみなさんの笑顔をみているだけで幸福です。

────最初に脚本を読んだときの印象は?
松田:
夢と現実の堺をどういうふうに描くのか…想像しきれない部分がありました。さらに裸にマントと聞き、「どうなるんだろう」という気持ちでした。でも撮影自体は疑問を抱くことなく、すんなりといきましたね。

────もし悪夢探偵のように人の夢に入る能力があったらどうする?
松田:
今回のような夢だったら入りたくないな。入るんだったら明るい感じの夢に入りたいです。

────長編映画初挑戦、いかがでしたか?
hitomi:
どの場面も印象的です。いつも音楽でやっているので、スタッフの姿勢も違いますし。映画の世界ってすごく地道だなと感じました。

────映画の難しさは?
hitomi:
まだ初めてということで、自分の演技も客観的に見れていないのですが、こういった経験をさせてもらったことはすごくラッキーだなと思っています。エキサイティングぐで楽しかったです!

────現場での塚本監督は?
hitomi:
映画の監督さんというと、怒鳴られるんじゃないかなと想像していたのですが、実際はすごく優しくって、ほんと楽しかったです。

────キレた演技。役作りの難しさ?
安藤:
そんなに大して難しくないですよ。(会場・笑)

────塚本監督作品の魅力は?
安藤:
『悪夢探偵』本当に良かったんですよね。僕が説明しちゃうと、言葉不足で伝えきれないのですが、めちゃめちゃ良かったです。

────現場の様子は?
塚本監督:
松田さんはまさにぴったり。夢に入るとしたら、この人しかいないでしょう!パート2ではもっと裸になっていただきたいと思います(笑)

hitomiさんはさんはパワーがものすごくある方で。マラソンの高橋選手が走る前に彼女の曲を聴きたい気持ちがすごく分かりますよね。チャレンジャーで素晴らしい。一人の女優の発展の場に立ち会えたことを光栄に思います。

安藤くんは歩道橋でのシーンが最初の撮影でした。脚本では囁き声でも良かったんですが、足が骨折するんじゃないかと思うくらい迫力のある演技をしてくれました。3テイク必要だったのですが、それが言いにくいくらいに(笑)『キッズリターン』から好きな俳優さんなので、非常に情熱的に演技をしてくれて、感動しました。以前対談のときに、ホラー好きでゾンビに追っかけられたいと言っていて、そのときむ構想はあったので、「シメシメ」と思ってましたね(笑)

────今まで見た中で一番怖い夢は?

松田:
実はあんまり夢をみないんですよ。夢なのか現実なのか分からないような夢が多いですね。

hitomi:
自分のいる場所が壊れていくのが怖いですね。地震の夢とか。

安藤:
僕も悪夢はそんなにみないです。夢はよくみるんですが。

塚本監督:
小学生のときに、目の前で人がビルから飛び降りて、目の前でびちゃっ!と…その人が自分の体に這い上がってくるんですよ。それが一番怖い夢ですね。次の日人がそこで交通事故で死んでいたんで、正夢?とビビリました。

────映画の世界に反映されている?
塚本監督:
ハイ。

────リメイクオファーがかなりきているとか?
塚本監督:
驚くほどリメイクの話がきていて、18箇所くらいからですね。ほんとになったらいいな。今は第二弾の方に自分のモチベーション高いですね。裸んぼうの悪夢探偵(笑)

────最後にメッセージを。

安藤:
今日はありがとうございました。本当に嬉しいですね。

hitomi:
多くの方々に見ていただけて嬉しいです。一度といわず二度三度、よろしくお願いいたします。

松田;
面白いと思った方はたくさんの人に言ってもらって、もっともっと多くの人に見てもらいたいです。

塚本監督:
一本一本命がけで撮っていますので、これがコケると次がないんです(笑)。よろしくお願いします!ちょっとわからないなと思った方は原作がでていますのでぜひどうぞ!

最後は観客とともに写真撮影を行いました。