人気ロックバンドGOING UNDER GROUNDの「ハミングライフ」をモチーフにした小説を原作にした映画、「ハミングライフ」が1月13日に初日を迎え、新宿テアトルで窪田崇監督と出演した佐伯日菜子の舞台挨拶が行われました。
民放深夜ドラマで奇才を放つ若手映像作家・窪田監督の最新作であり、育児などでここ数年姿を見せていなかった佐伯の復帰第一弾の映画でもあります。

Q.復帰後久しぶりの映画出演について
佐伯「子供が三歳と四歳になり、少し手が離れて映画をやりたいなと思っていました。監督に『高校生の頃、“毎日が夏休み(佐伯主演デビュー作映画)”見ていました。』と言われて同年代だなあと思いました。77年生まれなんですよね。」と窪田監督と顔をうんうんと笑顔で見合わして頷きます。

Q.出演者の西山茉希さん、井上芳雄さん、佐伯日菜子さんの印象は?
窪田監督「西山さんと井上くんは映画はほぼ初めてで手探りといった感じでしたが佐伯さんはたくさん出演されていますから。衣装合わせでも僕が審査されているんじゃないかと。(笑)さすがベテラン女優だと思いました。」
Q.(佐伯に)惚れちゃったりなんかして…?(笑)
窪田監督「まあそうですね。生まれ変わったら。(笑)」
佐伯「言わされてるじゃないですか。郷ひろみですね(笑)」

Q.どんな方にみてもらいたいですか?
窪田監督「たくさんの人に、ですね。若い人に限らず。」
佐伯「すごく正直な一言ですね。一人でも多くの方にみていただきたいです。人生ってついことのほうが多いじゃないですか。あれ?誰も頷いてないですね。(会場笑)つらいとき、迷ったときにこういう映画を見てあったかい気持ちになってほしいです。そういう希望を見せてくれるのでとてもいい映画だと思います。」

そしてスペシャルゲストに名演技をした犬のシャンティが舞台に現れました。
窪田監督「シャンティは本当に賢いんです。一番撮影がスムーズで誰よりもワンカットOKですよ。」

Q.初日にご来場の皆様に一言
窪田監督「60分少ししかないのですが、何か感じていただけたら幸いです。」
シャンティ「(遠くの一点を見つめて)わん」
佐伯「(シャンティを見て)見えない何かが見えている。(笑)是非心に何か残ったら通りすがりの人にも薦めてください。それぐらい良い映画です。」

和やかなムードの中、佐伯の大きな瞳と笑顔で映画に対する自信がふつふつ湧いているのが伝わってくる舞台挨拶でした。

(hiromi kato)