前作『パッチギ!』から二年、待望の井筒和幸監督最新作『パッチギ!LOVE&PEACE』の製作発表記者会見が都内で行なわれ、2007年5月公開に向け撮影真っ只中のキャスト、スタッフが登壇した。

この物語はこの一家がどうやって生きてきたのか?それが唯一のテーマであるという『パッチギ!』、在日韓国人の放浪物語は1作や2作では終わらないだろうと、早くも3作以降を期待させるコメントが。そして本作のタイトル、LOVE&PEACEは、世間が勝手に『パッチギ!2』と言っているのを裏切ってやろうという思惑があったという。タイトルだけでなく、中身も期待を良い意味で裏切る作品になりそうだ。

主演のリ・アンソン役に井坂俊哉、ヒロインである妹のキョンジャ役に中村ゆり、二人は2,200人を超えるオーディションから見事選ばれた。なぜ選ばれたと思うか?という質問に、井坂は「監督に目が言いと言われたので、目だと思います」、中村は「気合が届いたのだと思います。」と答え、プレッシャーについては「正直あまり考えていないんですけど、私にしか演じられないと思う」と頼もしい答えが返ってきた。井筒監督からもキャストは全てはまっているとの声が聞かれた。

確かな手ごたえを掴んでいる井筒監督、意気込みについて、「高校生の恋や友情から何年も経っているから大人の物語になりかけています。大人になる中で味わう逆境、前回のようなほんわかしたムードはない。」と語り、「日本の映画はエンターテイメントで時間つぶしも多い。そういう意味で今は映画バブルといえる。中身はどうか?という我々のメッセージが込められています。僕らがどうアプローチできるか期待してください、5月に会いましょう。」と会見を締めくくった。
(M.NIBE)