12月9日、有楽町日劇において『NANA2』の初日舞台挨拶が行われた!舞台挨拶には二人の“ナナ”を演じた中島美嘉、市川由衣や“ノブ”役の成宮寛貴、“タクミ”役の玉山鉄二他、丸山智己、姜暢雄、本郷奏多、前作と同様に監督を務めた大谷健太郎が登場した!『NANA』といえば社会現象にもなった大人気コミックの映画化作品であるが、その続編を待ち望むおびただしい声があがる中、ついにその続編であり完結編である『NANA2』が劇場公開となった!
以下、貴重な初日舞台挨拶の様子をお届けする!

「一番力が入ったシーンは?」という質問に、中島は「新宿アルタ前でのゲリラライブのシーンですね。ああいったライブは初めてで、緊張とお客さんの熱気ですごく興奮しました。そしてライブ感があってすごく楽しめました」と、やはり音楽が大きなポイントになっていることを感じさせる答えを残した。さらに成宮はそのライブシーンについて、「とにかくみんなであがってました。制限があったので何回撮影できるかと心配でしたが、とにかく一回一回全力でやるしかないと思ってみんなで本番前に「オウ!」と気合いを入れて撮影に望みました(笑)」と話し、ドラムでリーダーの“ヤス”役の丸山は「ほんとに緊張で何も覚えていないですね。ドラムをうまく叩けたのかも…(笑)。とにかく楽しい経験でした(笑)」と11月前半まで続いたという撮影からの解放感いっぱいでコメントした。

今作では前作で登場シーンの少なかった“タクミ”や“ノブ”が大きく物語に絡む。「タクミやノブってこういう人だったんだ、ということがわかりました。出演シーンが多いということで苦労はありましたか?また、演じてみていかがでした?」との質問に、まず玉山は「そうですね、出演シーンが多いことはうれしいのですが、タクミの長髪のヅラに関してが一番大変でしたね。みんなより早く現場に入って、パンストをかぶるんです(笑)。でも自分専用だったのでうれしかったですね」と答えた。成宮は「ノブにとって“ハチ”との恋愛は大きな経験でした。そして、恋愛や友情によってアーティストとして成長していくノブをどのように魅力的に演じるかを意識しました」と、“ノブ”というキャラクターのまさしく魅力といえる、内面の力強さを感じさせるコメントを残した。

前作の宮崎あおいに変わり、今作で“奈々”を演じた市川由衣が撮影期間について質問されると、中島から「がんばれ!」と、まるで作中で“ナナ”が“奈々”にするかのような応援の声がかかった。市川は周囲に笑顔で心配されながらも、「撮影期間中は本当に楽しかったです。ブラストの中に入ってみんなと喋ったり、仲良く遊んだのが記憶に残っています。ほんとにブラストの一員になったみたいで楽しかったです」とこちらも作中の“奈々”を思わせるコメントを残した。作中の二人のナナの関係が現実に中島と市川の間にも当てはまるかのような二人の掛け合いであった。

最後に中島と市川は、「一丸となり、自信を持って作りました。正直な感想を周りの人に伝えてくれるとうれしいです」と締めくくった。市川と中島を見る限り、これ以上のキャスティングはないといえるほどにぴったりとはまった二人の関係であると思える。今作では二人の“奈々”と“ナナ”がある運命の分岐点に立たされる。果たして二人の迎える結末とはハッピーエンドなのかそれとも悲劇なのか、結末はぜひともこの機会に劇場で!!
 
(oki)