前編の上映が記憶に新しい『デスノート』。
後編がついに初日を迎え、豪華ゲストが丸の内ピカデリーに集結!
キラとLの息をのむ頭脳戦が見所の本作。キラを演じた藤原竜也とLを演じた松山ケンイチは、観客席入り口から登場し、会場を沸かせた。

「本日はこんな天気の良い文化の日にも関わらず『デスノート』を観に来てくださってありがとうございます!僕は舞台に出演することが多いので、映画に出演するとただ1回だけ撮ったものが世界で見ていただけるということに大変お得感を感じますね(笑)。『デスノート』は人間の奥深い部分をリアルに表現している作品だと思います。映画の結末も大変すっきりして見やすいと思うのでご家族をお誘い合わせの上、もう一度劇場に遊びに来てください!」とコメントしたのは藤原竜也。
一方松山ケンイチは「この映画は2時間20分あって普通の映画よりもだいぶ長いですが、その長さが短く感じられるようになるまで映画館に通ってください!正義が信じられなくなっている今、この作品と出会って本当の正義とはなにかを考えていただけたら幸いです。」と話した。

本編の中ではいがみ合っているふたりだが、いくつもの緊張を強いられる状況をともに乗り越えた仲間となったようだ。絆は深まったように見えた。
それは他のキャストとの関係においてもいえることで、舞台挨拶はキャスト同士の掛け合いも多く見られた。
高田清美を演じた片瀬那奈は「映画に出演するのは初めてで、すっごく緊張したんですがこの緊張感を忘れないで今後も仕事をしていきたいと思います。ただ気になるのは、私の足が出すぎていたんじゃないかということで…。」と話す彼女の上司出目川を演じたマギーも負けじと「俺なんかちゃんと出演していたかも怪しいのに!」と面白コメントを残した。
Lの片腕ワタリを演じた藤村俊二は「死んだ役なのにまた出てきてすいません。」と、いつもと変わらずおヒョイな藤村さんだった。
原作でも人気のあるキャラクターの弥海砂を演じた戸田恵梨香は「この役に出会えて本当によかったです。いつか観た感想を皆さんにお聞きしたいです。」と話す。

メガホンを取った金子修介監督は「難しい原作で脚本も混戦したんですが、最後にストレートな感情を示すことができて感慨無量です。キャスト陣の良さを引き出すことができてよかったです。優秀なスタッフにも恵まれて、今日作品を公開できたことにほっとしています。」と率直な気持ちを話した。

香港で行われたワールドプレミアにもたくさんのファンが訪れ、<デスノート現象>を肌で感じ、得たものも大きかったそう。
後編もかなりの反響を呼びそうだ。「僕らもこれからたくさんの方に受け入れてもらえるように、宣伝・キャンペーン頑張りますので、作品のキャスト・スタッフの今後も見守っていただけたらと思います。」と主演の藤原竜也が締めくくった。

デスノート。そのノートに名前を書かれれば死ぬ、という設定は非科学的だが、私たちに投げかけれた疑問は大きい。ミーハーで観に行っても十分満足できる作品になっています。ぜひ映画館で!

(ハヤシ カナコ)