富永まい監督の独特な感性が生み出した、かわいくって少し心がチクっとする映画『ウール100%』が初日舞台挨拶を迎え、主要キャストと監督による舞台挨拶がユーロスペースで行われた。
この日は子供から大人まで幅広い年齢層の人々が劇場を訪れ、たくさんの立ち見が出るほどの大盛況!富永監督の作品世界に魅せられた人々の膨らむ期待が肌で感じられた。

本作はちょっぴり変わった梅さん・亀さん姉妹が織り成す物語。二人は町中からヒロイモノを集め、屋敷に閉じこもって暮らしていた。実は気づかないうちにヒロイモノ達には意思が芽生え、梅さん・亀さんふたりっきりの世界を守っていたのだ!そんなある日、赤い毛糸でセーターを編んではほどく少女・アミナオシが現れて・・・!?

まるで絵本の中に迷い込んだような色使いで繊細に魅せた富永監督は、たくさんのお客さんを前にちょっと緊張気味。
「『ウール100%』は一風変わった不思議な映画になってます。想像力は人間だけに与えられた素敵な力ですが、空想したことはちゃんと存在しているんだということを描きたいと思いました。想像力をいっぱい使って観て欲しいです!」
少女時代の梅さん・亀さんを不思議に、そしてかわいらしく演じたのはモデルとしても活躍しているティアラさんと兼田カロリナさん。
「2人が一緒にいるのを見ると、ホントに夢のように見えますね。梅さん・亀さんは映画の中で何組か出てくるんですが、どの組み合わせも大好きで何時間見てても飽きません(笑)!!」と監督。
撮影現場はとても楽しく、苦労もかき消されるほどだったのだそうで、2人は「本作への出演が刺激になりました!モデルをやりつつ、女優業にも励みたいです。」と宣言。これからが楽しみな女優が誕生した。

見てるだけで楽しくなっちゃう『ウール100%』の世界でアミナオシされちゃおう!? 

(umemoto)