第19回東京国際映画祭:特別招待作品『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』来日記者会見!
世界でも屈指の2大アニメーションスタジオ、『シュレック』を産み出したドリームワークス アニメーションと『ウォレスとグルミット』を産み出したアードマン アニメーションズが夢のコラボレーションを果たした『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』が東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、共同監督のデイヴィット・バワーズ、サム・フェルとドリームワークス アニメーションSKG CEOのジェフリー・カッツェンバーグが記者会見を行った。
5年間をかけて作った今作品を手がけるきっかけについて、ボワーズ監督はこう語る。「私はアードマンで『チキンラン』の後の長編を考えている際に『チキンラン』に出てきた2匹のネズミのキャラクターを気に入っていて、次の映画に登場させたいと思っていました。そして次に出たアイディアが“非常に気取った、いい家に買われているペットマウスがトイレに流される”という物でした。更に“ロンドンの街の下に街が存在して大冒険する”というアイディアが出たのです。同時にドリームワークスでも非常に似たアイディアが出ていて、そこには素晴らしいエンディングが用意されていたのです。ですから二つの融合させるというのが出発点となりました。」
CGアニメーションに挑戦していることについて、ジェフリー・カッツェンバーグは「どういう技法で語るかは、物語がどういうものかによります。今回は非常に大きなプロジェクトで夢のような物語です。特殊効果もかなりあるので、一コマ撮影ではとてもできないだろうという判断で、アードマンの得意とするスタイル・デザインの良さをそのままに、最先端のCGと融合させたのです。」と語った。
豪華なボイス・キャストも魅力の1つ。慎重にその役柄にふさわしい俳優を選び、今までのイメージと異なるキャラクターに挑戦してもらったという。ロディを演じたヒュー・ジャックマンには、コミカルなキャラクターを、そして今までシリアスな演技が多かったケイト・ウインスレットには、彼女自身がロンドンの現代女性でありリタのキャラクターに近く、お転婆な部分もあるので起用したという。
「クレイアニメーションの持ち味である手作り感を残したので、CGであることを忘れて楽しんで欲しい!」最先端の技術によるスピード感に加え、ミュージカル的な要素も楽しい大冒険エンターテイメント『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』は、2007年春休み、全国ロードショー!
(M.NIBE)