10月7日(土)、東條政利初監督作『9/10 ジュウブンノキュウ』が、渋谷シネ・アミューズにてレイトショー初日を迎え、東條監督、出演者ら総勢8名による舞台挨拶が行われた。劇場は満員で立ち見も出るなど、観客の期待度の高さがうかがえた。

元高校野球部員のメンバー9人が7年ぶりに集まるのは、とある洋館。同窓会さながら盛り上がるが、どこか食い違う記憶。やがてタイムカプセルを開けようと提案がされるが、9個で閉められたはずの箱には、なぜか10個目の鍵穴が・・・。10個目の鍵穴の謎に迫るとき、物語は以外な結末へと進んでいく…。

MCのよびかけでキャストが次々に登壇!するはずが、真っ先に現われたのは東條監督。最初に登壇するはずだった速水俊介役の中泉さんは「僕の名前で、東條監督が出ていきました」と会場の笑いを誘った。
第10回プチョン国際映画祭、第6回ワールド・フィルム・フェスティバル、第10回長岡アジア映画祭で招待作品として上映された今作品。韓国での反応について東條監督は、「2回上映したのですが、2回目は口コミで広がって満員、立ち見でした。関谷さんのある仕草が非常に受けていました。」と話した。
映画の見どころについて、出演者達は「男だらけ」、「野球でサスペンス」、「現場でごはんが多くて、ある人によっては刻々と太っているところ」、「仲間的、同窓会的な空気を感じてもらえたら」と話し、観客に向け、「製作者の一人として書き込みをお願いします!」とアピールした。

なお、劇場には、映画で使った小道具の展示のほか、毎週火曜、水曜、木曜は役者・スタッフが駆けつけて挨拶をする予定!三ヶ月に及ぶリハーサルで実現した臨場感溢れる会話劇で進む新しいミステリーの形を、劇場で体験してみませんか?
(M.NIBE)