あなたの日常を輝かせるヒントをくれる、加藤ローサ初主演映画『いちばんきれいな水』。今月5日にオープンを迎えたユナイテッド・シネマ豊洲のオープニング記念作品として公開される本作が初日を迎え、ウスイヒロシ監督と加藤ローサを初めとするキャストによる初日舞台挨拶が行われた。

本作は難しい病気で11年間眠ったままの姉・愛(加藤ローサ)と、ちょっぴり大人びた小学校6年生の妹・夏美(菅野莉央)のひと夏の思い出を描いた作品。「いろんな人のあったかい気持ちのリレーで完成させました。」とウスイ監督が語るこの物語は、観る者の心を優しく揺らし、まるで水面に波紋が広がっていくかのように静かな響きを持ったものとして生まれました。

8歳のピュアな心を持ったまま大きくなってしまった愛という難しい役をキュートに、時に繊細に演じた加藤ローサさんは「撮影をしている時も、そして完成してからも大切な、本当に大切な作品です。公開初日を迎えたことでこの映画が私たちの元から旅立った感じがしてちょっと淋しいです。でも皆さんに感動が伝わればとても嬉しいです!」と無邪気な笑顔を見せた。
妹・夏美を演じたのは天才子役の呼び声高い菅野莉央さん。「皆が家族みたいな感じで撮影してました。ホントに素敵な作品です。」その暖かな空気は映画本編でも舞台挨拶でも感じられるほど!彼女らが作り出すような空気感は他の作品ではなかなか見ることのできないだろう。
また、夏美と愛の叔母を演じた歌手のカヒミ・カリィさんは「映画は初出演だったんですが、映画の制作側を知ることが出来て嬉しかったです。セリフはキャッチボールなので演奏に共通するところなんです。そういう部分が知れたのもいい経験になりました。」と語った。

「始まりから考えるとこの作品では2年近く動いていました。脚本や原作に出会ったこと、そして撮影現場も含め、いろんなところでの皆の”この映画を良くしよう!”というあったかい気持ちで作った映画です。そんな映画になってれば嬉しいです。」とウスイ監督。何より誰よりもこの作品を温かい目で見守ってきた監督の言葉は、会場にいた人々の心を静かに揺らしたようだ。

花束贈呈には映画本編で愛の子供時代を演じた馬場有加さんと、赤ちゃんの夏美として登場した監督の娘さんが登場!その後AMADORIさんがミニライブを行い、主題歌「Beautiful water」を聴かせてくれた。作品の世界観が溢れる主題歌を歌うAMADORIさんは「私にとっての『いちばんきれいな水』は、無邪気なころの自分や思い出。そしてそれを大切に生きていけばいいんじゃないか、と言ってくれる作品です。」と語った。

『いちばんきれいな水』は本当に家族みたいなチームが作り出した、あったかい映画。
まるでいつまでも光を失わない宝物のようなこの映画で、元気を補給してみてください!

(umemoto)