10月7日東京都写真美術館ホールで『パッセンジャー』主演の伊勢谷友介、金子久美、加瀬亮、夏木陽介を迎えて初日舞台挨拶が行われた。
監督は、雑誌“ヴォーグ”(仏)“ザ・フェイス”(英)で写真家として活躍していた、フランソワ・ロトゲール。美しいモントリオールと東京の郊外の景色を背景に、孤独を抱えながら生きる現代社会をセンチメンタルに浮き彫りにした叙情ロードムービー。
フランス映画主演を果たした伊勢谷友介は「撮影はとてもフランクな感じでした。ラブシーンもフリースタイルと言われて、自分の素を出さなければいけないんじゃと。(笑)凄く暗い話ですが、楽しんで見てもらえればと思います。」
フランス人スタッフと感覚の違いを感じたという加瀬亮は「フランスの人たちは男女問わず皆で、女湯に入って、それに驚いていたら『裸はやらしいものではない。お前は子供なんだ』と言われました(笑)」とエピソードを語った。
パリ・ダカに出場したこともある程車好きで、映画でも実際に素晴らしい運転テクニックを披露した夏木陽介。「フランスでは60%以上がフランス語でないと上映できないというのがあって、日本人役の私は日本語しか話さないので、出来上がった作品では大分カットされていました。(笑)出演者は皆熱い人達だったので、エネルギーを貰いました」と話した。
(t,suzuki)