沢尻エリカの初主演作『オトシモノ』が今日初公開された!
舞台挨拶では、今作が初監督となる古澤健監督、沢尻エリカ、若槻千夏、小栗旬、杉本彩が登場!舞台挨拶中は「エリカちゃ〜ん!」、「旬く〜ん!」と観声があがり、終始和やかなムードに包まれていた。

今作の物語は女子高生の奈々(沢尻エリカ)の妹が落し物の定期券を拾い、その後消息を絶ってしまうことから始まる。奈々は妹を探し続ける過程で鉄道会社に勤務する青年俊一(小栗旬)、クラスメイトの香苗(若槻千夏)に出会う。彼らもまた落し物に関する怪現象に悩まされていた。奈々と香苗は沿線で行方不明者が続出していること、そして彼らが「青沼八重子」という女性の定期券を拾っていたことを知る。
はたして「青沼八重子」とは?どのような因縁が絡まっているのだろうか?さらなる恐怖が奈々たちを襲う!

「演技で意識したことは?」との質問に沢尻は、「見えないものを想像して演技することが難しかった。監督とのやりとりで徐々に掴んでいきました。」と話した。また若槻は「とにかく観客を驚かせる怖い顔をしてやろう、と考えていたらポスターにその顔が載ったので、でかしたなと思いました!」と元気に語った。杉本においては「鍵を握る役なので、とにかく不気味に演じました。」とのこと。
 
さらに、「撮影中奇妙なことは起こらなかった?」という質問には、監督から「沢尻さんは霊感があり、よくその存在を指摘していました。さらに、どうもCGでなく、変なものが作品に映り込んでいるらしいんですよ。僕も一度劇場で確認してみようと思ってます(笑)。」と苦笑いしていた。

なお、本作は残虐なシーンやスプラッタにばかり頼らず、人間の内面に潜む恐怖や少女達の友情を丁寧に描いたものとなっているとのこと。古澤監督は数々の異色ホラー映画を製作した黒沢清監督の門下生であり、どうやらこの作品も一筋縄ではいかない様子だ。

怪奇話の季節は過ぎましたが納涼の意味も込めて、先述の「変なもの」の目撃者となってはいかがでしょうか?

(oki)