俳優・池内博之の初監督作品『13の月』初日舞台挨拶!
1年を13ヶ月に分けた暦での空白の一日。
世界の辻褄が一気に合うその日、僕らは愛し合った。
最後の時、愛する人にあなたは何を伝えますか?
『スペーストラベラーズ』『ロックンロールミシン』『チキンハート』『全身と小指』に出演し、俳優として活躍している池内博之の初監督作品『13の月』初日舞台挨拶が、9月30日シネマート六本木にて行われた。
監督としての初の舞台挨拶の為か、緊張した様子をみせた池内監督。「多くの人の協力で公開の日を迎えられました。感謝の気持ちでいっぱいです」と感無量の様子。半分は実話であるという作品について「甘く切ない思い出が入っているので、懐かしさや恥ずかしい気持ちもありますが、気持ちを大切にしながら撮りました」。また、出演者からは、撮影に集中しすぎて、テスト撮影にもかかわらず『カット!』と言う事が何回かあったというエピソードも明かされた。
吉岡崇役の柏原崇は、撮影前の打ち合わせ時に監督から数時間にわたって人生観・恋愛について延々と語られたという。「そんな監督の人柄に惹かれました。(笑)派手な映画ではありませんが、監督の情熱が反映されていると思います。ワンシーン、ワンシーンを大切に撮影した価値ある作品です」と話した。
祐に想いを寄せられ、12年振りに再会する唯子役の大塚寧々は「半分は実話というように、監督の気持ちが込められている作品なので、その気持ちを大切にして演じました。監督の純粋な気持ちが伝わる映画だと思います」と語った。
(t.suzuki)