9月20日(水)午後1時30分、突如、矢神月(ライト)と死神リューク&レムが新宿ステーションスクエア(JR新宿駅東口駅前)に出現した!『デスノート』前編で、「キラ」こと矢神月(藤原竜也)が、「法で裁かれない人間が彷徨っている現実をつきつけられ、嫌悪感を抱く瞬間」を、アルタビジョンを利用して撮影した思い出深い場所で、待望の『デスノート the Last name』が明らかにされた。

最新映像が流されると、集まった観客は大興奮で主要キャストが画面に現われる度に歓声を上げた。気になるラストシーンも少しだけ披露された。映像を初めて見た藤原竜也は、「後編が一ヶ月半ぐらいで非常に大変な撮影だったんですね。監督が細かく神経を使って撮っていたイメージがありましたし、三日三晩かけて撮影したラストシーンは面白いと思いますよ。早く続きが見たいです!」と語り、金子修介監督は、仕上がりについて「前編以上に俳優たちが役を自分のモノにして、キャラクターが濃密に演じられている感じがして、芝居合戦が面白い。原作を読まれている人も、予想がつかない映画になっていると思います」とコメントした。

気になる公開日は、10月28日に香港でワールドプレミア。そして11月3日(金・祝)に日本、香港、台湾で同時公開が決定。<デスノート現象>は日本だけではなく世界をも巻き込み、台湾では前編が2週間前に公開され、第一位スタート、そして香港では日本実写作品でナンバーワンを記録し、世界各国50社以上からオファーが殺到しているという。

気になる死神レムの声優には池畑慎之介。金子監督は、『中性的な感じと母性、さらに男性であることなど、イメージがピッタリ!』とベタボメ。また主題歌は前回に引き続き、レッド・ホット・チリペッパーズの大ヒットアルバム『ステイディアム・アーケイディアム』収録曲である『スノー』に決定。11月22日シングルカット発売される。

イベントの最後、『デスノート』前編のカメラマンである高瀬比呂志氏が亡くなったことを明かした金子監督は、「仲間を失うことは本当に悲しく、つらいことで、現場でも高瀬さんが元気だった姿を思い浮かべるとつらいんですけども、後編は高瀬さんにも報告できるように成功して、残されたスタッフでがんばっていきたいと思います」と哀悼の意を捧げた。
(M.NIBE)