“守護神”佐々木主浩さん、ミス・ユニバース準優勝の知花くららさんがレッドカーペットに登場!

 全世界が待望したケビン・コスナーの復活作「守護神」のワールド・プレミア試写会が、全米公開(9月29日)に先駆け、現地時間8月7日(木)、アメリカ沿岸警備隊の本部があるワシントンンD.C.で行われた。会場となった、アップタウンシアターは、ワシントンD.C.では最も有名な映画館で、1936年に建てられ、今年で70周年を迎える。スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』(1968)のワールド・プレミアで使用されて以来2回目の開催となった。劇場の前には、100メートルを超えるレッドカーペットがひかれ、その沿道には、TV30台、スチール50人、海外10カ国を含む200人以上のマスコミが集まった。
会場には、招待された本物のアメリカ沿岸警備隊員100人以上が集結、映画さながらの熱い男たちがブルーの正装姿でレッドカーペットを歩き、会場は熱気に包まれた。中には出演者が制服姿で現れ取材を受けているなど通常と一味違う雰囲気でマスコミに作品をアピールしていた。
ケビン・コスナーが現れると、会場は一気に盛り上がりを見せた。その中で取材をひとつひとつ丁寧に対応し、日本のメディアに対し『日本人は、ずっとファンでい続けてくれている。日本はすばらしい場所で、僕の映画を愛してくれている。日本人のために映画を作り続けようと思っているよ』と日本のファンにメッセージを送った。またケビンは佐々木の事を『さすが大リーグでクローザーをつとめていただけあって、体が大きく、頼りがいがありそうだ。まさに『守護神(ガーディアン)』だね』と語っていた。本作品で初共演をした、アシュトン・カッチャーは、大スターでもあり妻でもあるデミ・ムーアーとともにレッドカーペットに登場、『ケビンは伝説のスター。昨日、彼がマンズチャイニーズ劇場の前に手形を残したのを見たけど他に並んでいる名前を見れば凄いことだよ。毎日、彼から学ぼうと秘かに観察していた』と語った。

日本からは、日米を通してクローザー(守護神)として活躍した佐々木主浩氏が、榎本加奈子夫人とともに参加。国外でこのようなイベントに夫婦そろって参加するのは初めてで、緊張した様子でレッドカーペットをスペシャル・ゲストとして歩いた。上映後の取材に対し、『熱い男の友情が描かれていてとっても感動した。ケビン・コスナーに会ってから作品をみたので、彼のかっこよさが増した』と答えた。そして、先日行われたミス・ユニバースで準優勝を獲得した、知花くららさんは将来の夢でもあったインターナショナル・リポーターとしての仕事を世界の舞台で見事にデビューを果たした。得意の語学を生かして主演俳優のケビン・コスナー達にレッド・カーペット上で堂々と取材を行っていた。初リポートを終えた感想としては、『少し緊張しましたが、楽しんで大きな仕事を終えた感じです。私もこの貴重な場所にいたと実感しました。次回はもっとがんばります』と笑顔で答えた。作品に関しては『すごく感動しました。最後に大きな波が会場をのみ込んでいくみたいだった』と語った。

 プレミアの上映前のステージではケビン・コスナーとアシュトン・カッチャーに、アメリカ沿岸警備隊サッド・W・アレン大将から特別名誉賞を授与式も行われた。

*今回のワールド・プレミアは、チャリティ試写会になっており、この収益金は沿岸警備隊基金として、沿岸警備隊の新しいトレーニング設備や活動の一部として使用される。

●アメリカ沿岸警備隊とは?
 沿岸警備隊のすべての軍事専門職の中でもっとも尊敬されるひとつとされている。海での捜索救難、海洋汚染の調査から沿岸整備や監視まで幅広い任務を行っている。特にレスキュー・スイマーの訓練プログラムではすべての軍隊の中で最も厳しく、入学者のうち50%近くがドロップ・アウトしている。
●沿岸警備隊基金とは?
沿岸警備隊基金は軍人と士官学校生への資金を調達するための非営利団体です。その活動の最大の目的は、沿岸警備隊員の活動を強化するためのプロジェクトやプログラムを支援することです。
さらに、沿岸警備アカデミーでの学習、体育教育の発展のため、下士官兵の子どもに対する50年以上に及ぶ年間奨学金、沿岸警備隊員に学士号または準学士号を取得させるための1200におよぶ教育助成金を援助しています。また、レクリエーションおよびトレーニング設備の充実化や、沿岸警備隊員の活動を強化するための備品購入などにも当てられます。
【Story】
沿岸警備隊・海難レスキュー員をめざすジェイク(アシュトン・カッチャー)の前に教官として現れた、伝説のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(ケビン・コスナー)。彼はこれまで数百人の命を救ってきたが、任務中に目の前で仲間を失い、心と身体に深い傷を負っていた。しかし、ランドールは絶望と闘いながらも、数々の奇跡を起こしてきた彼にしかできない方法で、若者たちに《人命救助》とは何かを教え込む。その姿はジェイクに、《天職》という十字架を背負う者の孤独、そして栄光を伝えていく…。父子のような絆で二人が結ばれた時、悪夢と化した氷海から、運命のSOSが届く-─!