第63回ベネチア国際映画祭が閉幕し、最高賞の金獅子賞を争うコンペティション部門には、日本から『パプリカ』『蟲師』と出品しており、結果は、中国のジャ・ジャンクー監督『三峽好人 Still Life(原題)』に決まった。
日本の2作品の公式上映では、一番の注目度を集めているが、金獅子賞には届かなかった。

今敏監督の『パプリカ』は、2日に上映され、8日の最終日に上映された『蟲師』(大友克洋監督)では、ヒロインの淡幽(たんゆう)を演じた蒼井優が昨年の成人式のために用意しながら式には出られなかった真紅の振袖で登場し、視線を集めた。

受賞したジャ・ジャンクー監督『三峽好人 Still Life(原題)』は、11月17日から開催される第7回東京フィルメックス オープニング作品に決定している。