公私ともに親交のあるキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが『スピード』以来12年ぶりに共演を果たした作品『イルマーレ』。
2年の時を隔てて出会うふたり。今まで出会ったどんな人よりも心通じる相手に出会ったならきっとあなたも、時空を超えてその人に会いたいと思うはず。孤独を抱える都会の男女が紡ぐ大人のピュアなラブストーリーはこの秋公開予定。公開にさきがけて主演のおふたりが記者会見を行った。

直接会っていなくてもこの人がパートナーだと思ったら、不可能を可能にしてでも会いに行きますか?という会場からの質問に「Absolutely!!(絶対!!)」と答えたキアヌとサンディ。まさに『イルマーレ』のアレックスとケイトにぴったり。
12年ぶりの共演でお互い変わったことはあったのでしょうか?「私自身いろいろなことを良い方向に学ぶ事ができたと思ってる。キアヌは12年前と変わらないクオリティと保ち続けているし、さらにそれを膨らませることができていると思うわ。」と、話したのはサンディ。「サンディは今も変わらずきれいで、スマートでおもしろい女性。仕事は幅も広がって深みのある役を演じることができるようになっているし、今はプロデューサーの仕事もこなしている素敵な女性ですね。」とお互いの長所を認め合っている素敵な関係を持っている印象を受ける。

共演をした『スピード』ではベストキス&ベストカップル賞を受賞したおふたり。『イルマーレ』でも印象的なキスシーンを作り上げているが、今回も狙っているのでしょうか!?「今回も2度目をねらっています(笑)!というのは冗談ですが、ひとつめのシーンはお互い心の中では惹かれあっているけれども、まだ目でさぐりあっている状態のふたりがキスするシーンは見ている皆さんにリアルに信じていただけるキスになったと思います。そしてふたつめのシーンは映画の中でもクライマックスにあたるシーンで僕にとっても意味のあるキスシーンになった。観てもらえればわかるけど、あのキスはサンディがリードしているんだよ(笑)。」
「ああいうシーンはもう言葉なんていらなくてキスを奪う感じになるのよ!でもあのキスをした時は直感したの。このキスができるってことはきっとキアヌも経験があるんだわって(笑)。日本のお辞儀という素敵な習慣と同じように、キスも日本の習慣にしてほしいわ。」と、話すサンディに会場からは終始笑いが途絶えなかった。

映画の中でふたりをつなぐ役割を果たした手紙についての、キアヌとサンディの特別な思いについても包み隠すことなくしゃべってくれた。詳細にはムービーにて!

(ハヤシ カナコ)