韓国の同名映画をハリウッドでリメイクした『イルマーレ』のジャパンプレミアが六本木で行なわれ、プロモーションの為に来日していたサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが華やかに飾られたレッド・カーペットに姿を現した。2人はこの日集まった700人もの観客の歓声を受けながら、握手やサインを求めるファンに快く応えてステージに登壇した。

『イルマーレ』は2年という時間を超えた場所にいる男女が恋に落ちるという、美しくも切ないラブストーリー。湖の家=”レイクハウス”にあるメールボックスに手紙を投函すると、その手紙が時を越えて相手に届くというファンタジックな設定がこの映画に不思議な色を加えている。
また、恋に落ちる2人を演じたサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスは『スピード』シリーズ以来12年ぶりの共演。本作でも息の合った演技を披露し、観る者をドキドキさせるシーンを作り上げた。

ライトで青く染まったステージに登壇した2人は”世界で一番かっこいいキアヌ””素晴らしい友人であり、女優であるサンドラ”と誉めあってキス!普段どおりのパフォーマンスを見せてくれたサンドラは「2人の男女が結ばれるなんて、ラブストーリーは全て不思議だと思う。でも皆ラブストーリーが見たいし、私もこんな映画を作りたいと思ってたの。しかも共演者はキアヌだったから、2つ返事でOKしたわ。キアヌはいつもスゥイートで愛に満ちてるから、この映画の役とあまり変わらないと思うけど、私は医者の役だったから大きな違いがあったの(笑)。」と語った。
キアヌが「ホントに素晴らしい役だったから演じるのは難しくなかったんだ。やりがいがあったよ。アクションばっかりやってたのでいいタイミングだったね。映像的に美しい作品だし、演技も素晴らしい。」と語ったところで流れていた音楽に合わせて軽く踊り、「皆『イルマーレ』を観てのろうぜ!」と楽しそうにしている場面も。

「みんな愛を探していると思いますが、なかなか転がってるものじゃない。急がなければきっといい恋愛ができるから、信じて待ってください。」とサンドラが語り、舞台にあったメールボックスを開けて手紙を読み終わると、会場には空からたくさんの手紙が。2人はひらひら舞い落ちる手紙を嬉しそうに見つめ、暖かな雰囲気の中でジャパンプレミアは幕を閉じた。

(umemoto)