今なおブームが続く韓国ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』。そのイ・ビョンフン監督の最高傑作との呼び声も高い『ホジュン 宮廷医官への道』のDVDボックスの第1弾が9/28日に発売される。全64話を8話ずつ、8ヶ月連続リリースされる本作だが、それを記念してイ・ビョンフン監督が来日し、記者会見を行った。

中国、日本にも伝わった朝鮮一の医学書「東医宝鑑」の著者ホ・ジュンという実在の人物を人生を描いた本作は、韓国で63,7%という驚異的な視聴率を記録した大ヒットドラマである。そんな傑作を生み出したイ・ビョンフン監督は、当時の韓国の状況がきっかけになったと語る。
「当時、IMFの危機で失業者がたくさん出ました。企業も数多くつぶれてしまいました。だからそんな時代に痛快なサクセスストーリーを作りたかったのです。この作品は史劇としては視聴率が高かった。この驚異的な視聴率はこの先破られることはないのではないかと言われてもいます。
私の個人的なドラマ感ですが、ドラマというものは面白くなければなりません。有益で、教訓が織りこめられていて、家族で楽しめる。そういうものでなければならないと思います。」

今回のDVD発売を機に、ホ・ジュンという一人の人間の生き様から、さまざまなことを学んでみてはいかがだろうか。また、その際には結書房発行の『許浚(ホジュン)』も併せて読んでみることをお勧めする。
(林田健二)