8月26日、『46億年の恋』初日舞台挨拶がシネマート六本木にて行われた。今年度のベルリン国際映画祭でも世界中のプレスが殺到した今作は、梶原一騎、真樹日左夫による伝説の小説『少年Aえれじい』を原作に、主演に松田龍平、安藤政信を迎え、世にも美しく官能的…そして哀しい少年たちのラブストーリ。

「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」など漫画史に残る名作の原作を数多く執筆してきた梶原一騎の作品には、子供の頃から触れていた三池監督。「梶原さんの描く“男とは何か”というのには影響を受けてきました。少年の頃憧れてきた原作者の作品に関わることが出来て嬉しいです」と話した。伝説のカルト・ムービー『エル・トポ』のアレハンドロ・ホドロフスキー監督が『今世紀で最もアーティスティックな映画』と評したことについては「やっぱりカルトなのねという感じですが。(笑)自然体で撮れていることが個性に繋がっているのだと思います。通常の映画は観客をラストにひとつの方向に向けてゆくものですが、この作品は観終った時、皆それぞれで感じるものが違うと思います。考えるよりも感じてもらいたい映画です。」と語った。

セットが醸し出していた良い雰囲気が映画に閉じ込められている凄い作品と語る松田龍平は「シンプルで深い映画なので、それぞれが思ったことを持ち帰ってもらえればと思います」と話した。
以前から三池監督のファンだったという安藤政信は「三池監督作品の強くて切ない男に憧れていたので、その一員になれて嬉しいです。言葉では表現し難い映画ですが、映画を観た時に、この映画に出演できて良かったと思いました。」

また、2日前の8月24日が三池監督の46回目の誕生日を迎えたということで、監督にハッピーバースデーの曲と共にケーキと花束が贈呈された。
(t,suzuki)