8月26日、あだち充の大ベストセラーを映画化した『ラフ ROUGH』が初日をむかえ、出演者らによる舞台挨拶が日比谷のシャンテ・シネ3にて行われた。原作は1500万部のベストセラー、監督は『NANA』の大谷健一郎、脚本は『電車男』の金子ありさ。2005年のヒットメーカーによる豪華なコラボレーションに加え、豪華なキャスティングでおくる『ラフ』は笑い、涙、恋、友情、挫折、挑戦、夢などがギュッと詰まった極上の青春ラブストーリー。

映画を見終わった観客に向かって大谷健太郎監督が「どうでした?」と声をかけると、会場から「サイコー!!」と声があがるなど、観客は大満足の様子。最高傑作の原作と最高のキャスティングで普遍的なものを表現したという今作品の見どころはズバリ『水着』、「次は水着に集中して!」と観客にすすめた。

「はがゆくて、甘酸っぱくて、ザ・青春っていう映画に携われてうれしい」と挨拶したのは、『タッチ』に続きあだち充原作2作品目の主演となる長澤まさみ。同年代の共演者たちに刺激を受けたと語った。水着姿になるので「腹筋をがんばりました!」

会場から「カッコよかったー!」と声をかけられたのは競泳自由形選手、大和圭介を演じた速水もこみち。「初日でドキドキしています」とやや緊張した面持ち。役作りではジムでのトレーニングのほか、共演の阿部力と腕立て伏せをして臨んだという。またアテネ五輪女子競泳自由形金メダリストの柴田亜衣選手から「もっとダイナミックにかいて!」とアドバイスを受けたという。

10メートルの高さにも及ぶ飛び込み台での撮影について、「下を向いていると怖くなりました。人よりも高いので」と話して笑いを誘った身長186cmの速水。大谷監督、市川由衣も同様にこわかったそうだが、そんな中でも長澤は撮影の初めの段階でなんと、飛び込み台の先端に座っていたという。それを見て監督は気持ちが悪くなりつつも撮影がうまくいくと確信したという。「早く慣れようと必死だったんです!」と長澤は撮影にかけた気合を見せた。

<<主演の2人からメッセージ>>
速水「帰って、仕事、家族、近所の八百屋さんなどにも是非すすめてください!!」
長澤「キャスト一人一人の魅力がいっぱいで、爽やかに青春を描いています。最低10人にはすすめて下さい!この先もずっと応援してください!」

(M.NIBE)