『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』記者会見。アドバイザー・土屋圭市、その自信を断言!
全てのカーアクション映画の頂点に立つ『ワイルドスピード』シリーズ。その最新作『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』が9月16日、遂に公開する。それにさきがけ8月21日、レイコ役の北川景子とテクニカルコンサルタントとして参加した、ドリフトの産みの親・土屋圭市が記者会見を行った。驚くべきことに土屋は、これまで大ヒットを収めてきた『ワイルドスピード』シリーズを「ダサいね。」と言い放った。
「2年前に僕がいつもやっているDVDの撮影をロサンゼルスでやっていた時に、ユニバーサル映画のカメラマンとディレクターと監督が、僕がドリフトしているシーンを勝手に来て勝手に撮っていたってことがあったんです。そのときに『お前はワイルドスピードって知ってるか』って言うから、『あぁ、知ってるよ、ダサいね。』って言って。『お前らがやってるのは作り物だろ』って。そしたら『じゃあお前はできるのか』って言うから『やれって言われればやるよ』って言ったのが始まりですね。」
カーアクション映画の最高峰にここまで堂々とケチをつけた土屋だが、その分、自分の関わった最新作には絶対の自信を持っているようだ。
「僕はCGが嫌いなんですよ。以前『頭文字D』にも最初関わっていたんですけど降りたんです。でも今回、実際の走りを優先的に使うこと、車に関しても僕の言うように仕上げておくという2点の絶対条件が合意に達しまして。だから今までの映画からすると迫力が全然違います。」
これまでとは段違いの迫力の中でも、千葉の鋸山で撮った一つのシーンは格別だと言う。
「左は崖、右は谷底の峠道で、横になってでてこいって監督が言うからやったんですよ。
たまたま決まったからいいけど、僕自身心臓バクバクでしたから。130km/hくらいのスピードで。本当恐かった。あとでそのシーン観たら早送りしてるんじゃないかって自分で思いましたから。そのくらい速いです。」
北川景子が「カメラの数、機材の数から今まで出演してきた日本の映画とはやっぱり規模が違う」と話す程のハリウッドならではの豪華な技術に、世界の土屋圭市による「リアル」という究極の迫力の融合。そんな『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』がつまらないはずなんてない!!
(林田健二)