人気漫画を実写化した映画『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』が19日に初日を迎え、監督と豪華出演者による舞台挨拶が東劇で行なわれた。
“この夏一番の感動作”と呼び声高い『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』。主役の一路を演じた須賀健太くんが観客に感想を問い掛けると、「最高!」との声が客席から響き、大きな拍手が巻き起こった。「お客さんにおもしろいって言ってもらえたのも、初日を迎えられたのも、本当に嬉しいです!これから『花田少年史』の話題が増えると嬉しいです。」と話してくれた。

本作では、これまで見ることのなかったような役に挑戦している須賀くんと篠原涼子さん。須賀くんは原作から飛び出してきたような元気でわんぱくな一路を演じ、篠原さんはそんな一路の“肝っ玉かあちゃん”を演じている。「爽快な気分でやらせていただきました。言葉遣いも、普段は使ってはいけないようなものがあり、気持ちよかったです(笑)。」と篠原さん。そして花田家を支える父親役を演じた西村さんは「かなり役を作りこみましたね。過去のシーンは、自分で演じていて愉快でしたよ。全てのシーンに魂と愛を込めています!」と会場を沸かせた。

また、監督を務めた水田伸生さんは本作が初監督作品。「この映画は大勢のスタッフと真心を込めて作り上げた作品で、今日はスタッフを代表してここに立っています。私は日本テレビでTVドラマの演出の仕事をしていましたが、TVドラマではお客さんの姿が実感できないんです。それで不安な気持ちを持ちつつ仕事をしていました。でも、今回映画の初日でお客さんからこうして「おもしろかった」という声だとか、拍手がいただけて。本当に映画っていいな、監督という仕事は素晴らしいな、と思いました。本当にありがとうございます!」と感謝の気持ちを述べ、涙ぐむ場面もあった。

水田監督の強い想いが込められている映画『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』。その想いは、この映画を観る人全てに暖かいものを伝えてくれるだろう。笑いと涙の一夏の冒険を是非劇場で体験してみてください!
(umemoto)