8月19日、シネマート六本木にて『マスター・オブ・サンダー』の初日舞台挨拶が行われた。世界で活躍し、日本アクション界が誇る、倉田保昭、千葉真一の2人が最初で最後の本格初対決している今作。2人について谷垣監督は「僕はいわばファンの代表。どんなアクションが見たいかというのを、ファンの一人として記録に留めた感じです。」後から付けたCGについては「“ここは炎のCGをつけなきゃダメだ”というような熱を役者が出しているものに付けしました」と語った。
ジャッキー・チェン、チョウ・ユンファ、ジェット・リー等と共演。世界で活躍している倉田は「千葉さんと“マジにやりましょう”ということで企画が始まりました。命を懸けているにもかかわらず、日本ではアクションの地位が低い。日本のアクション振興の為にやらなければいけないと思いました。」
アクションシーンがハードだったという木下あゆ美は「アクションにこだわりのある監督だけあり、アクションシーンではOKがなかなか出ませんでしたが、監督が常に笑顔でいてくれたので苦ではありませんでした。倉田さん、千葉さんに続くアクション女優になりたいです。」という発言に、観客からは拍手が沸いた。
また、欠席した千葉真一からは「自らの肉体でどう表現するか、またどこまで表現できるか、そこに見えるドラマは、どんな技術にも負けない真実(リアル)です。この作品で、その真実(リアル)が少しでも皆様に届くことと、これに続く若い人たちが出てくることを信じております」とのメッセージが届けられた。
(t,suzuki)