オリジナルDVDから始まった「東京フレンズ」。その人気はとどまることを知らず異例の大ヒットを記録し、遂にこの夏待望の映画化を果たした。その『東京フレンズ The Movie』が12日に公開初日を迎え、有楽町マリオンでキャストと監督による舞台挨拶が行なわれました。
この舞台挨拶付きの回のチケットは販売してすぐに売り切れてしまったほどの人気ぶり。この日は上映後の舞台挨拶だったが、「おもしろかった!」との声が会場から届いていた。

作品が始まってからの3年間の集大成とも言える本作について「撮影中は3年間の思い出を思い出してました。ラストで玲が自分で進むべき道を決めて、笑顔で終わっていることにほっとしました。長く観てもらえる映画だと思います。」と語ったのは主演の大塚愛さん。シンガーソング・ライターとしての人気もさることながら作品中では夢に向かって歌い続ける姿でファンを魅了している。この映画で伝えたいことは?と聞かれると、「感情って上手く外に出すのが難しいですよね。素直に怒ったり泣いたりするとか、人間臭く生きた方が楽しいと思います。この映画で描かれているのは難しいことじゃなくて、子供のような感情で動くことです。」と答えた。

また大塚さんの相手役を演じた瑛太さんは「俳優って恥ずかしいけど、いい仕事だと思います。隆司を演じられて良かったです。ダメな奴だけどいい奴でもあるところが楽しかったです。」と語った。

本作には玲のバンドのライブシーンにも注目が集まっているが、バンドのメンバーの一人を演じた平岡祐太さんは「最後のライブシーンは楽しかったです。ミュージシャンになるのが夢だった時期があるんですが、数千人の前でライブをしてみて、夢が広がっていくことは素敵なことだと思いました。夢を持って生きていきたいです。」と語った。

「作品を通じて新しい友達ができました。」と共演者達が語る『東京フレンズ The Movie』。背中をそっと押してくれるような、リアルな夢と友情を感じてみてください。
(umemoto)