8月5日、新宿トーアにて『I am 日本人』初日舞台挨拶が行われた。
舞台挨拶には月野木隆監督をはじめ、森田健作、森本クリスティーナ、尾関伸嗣、浅香光代が登場。

月野木監督は「生まれた時から熱い森田がいるので、それをクールダウンする為にクールにしていました。(笑)若い人に是非観てもらいたいです。」
製作、企画、原案、脚本、出演の5役を務めた森田は「映画というのはメッセージを伝えるものであり、それに加えてエンターテインメント性も含まなければいけない。監督はそのさじ加減がうまいと思いました」また、主人公エミーと同じように、日系三世であり、大学から日本に来ている森本について「日本に来て2年しかたっていないのに、セリフを全て憶えてきて間違えることはありませんでした」と絶賛。クリス自身、エミーと同じように“日本人は誇りを持つべきだ”と思ってくれていたとのこと。「映画にはクリスの気持ちが入っていると思います」と話した。
アメリカ育ちということで、漢字は小学校3年生程度のレベルだという森本。台本にはおばあちゃんにふり仮名を書いてもらい、セリフを覚えたという。森田については「スクリーン通りの人。朝5時から現場に来て『元気ですか』と声をかけてくれて、太陽のような人。そのお蔭で、疲れている時も頑張ることができました。」映画については「コメディなので、肩の力を抜いて観て欲しいです」と話した。
森田は兄貴のような存在だったという尾関は「僕はどちらかというと、監督に近いと思いますが、森田さんには現場でいっぱいフォローしてもらって、今改めてお礼を言いたいです。」と語った。
森田に心底惚れているという浅香光代は「日本人の心がなくなった現代に向けて作られた素晴らしい映画。多くの若者が観て、“礼に始まり礼に終る”という精神を持った日本人になって欲しいです」という言葉に、場内からは拍手が沸き起こった。
(t,suzuki)