8月1日、グランドハイアット東京で『スーパーマン リターンズ』来日記者会見が行われた。

地球の危機を救う事を宿命とし、強靭なパワーと正義に満ち溢れた美しい心を持ち合わせたスーパーマンがとうとうこの夏帰ってくる!公開前に合わせて、スーパーマンを演じるブランドン・ラウス、美しき永遠のヒロイン、ロイス・レイン役のケイト・ボスワース、スーパーマンの宿敵レックス・ルーサー役のケビン・スペイシー、そして監督のブライアン・シンガーが来日。

世界のヒーロースーパーマンを演じるのは、まだ無名と言ってもいいほどのブランドン・ラウス。ラウスのことを監督はこう語る。「彼がコスチュームのフィッティングをしているのを知った僕は、彼の様子を見ようと暗い廊下を通って、フィッティングルームに向かいました。そうしたら、彼がコスチュームを着てフィッティングルームからちょうど出てくるところでした。暗い廊下にふっと出てきた時に、『スーパーマンだ!』と僕は瞬時に思いました。僕はその時のことを一生忘れないでしょうね。彼は演じる前からすでにカリスマ性をそなえた俳優なんです。」と、ラウスの魅力を話した。

「このコスチュームを着れることを名誉に思っています。実はキャスティングが決まるのに、7ヶ月を要したので、自分に正式にスーパーマンの役が決まったときには、二度と味わえない興奮を周りの人々といっしょに体験しました。」と話す。大役に抜擢されたことを微塵ともプレッシャーには感じず役を演じられることの誇り、そしてプライドが彼をここまでのスーパースターの階段へと上らせたのかもしれない。

「僕が彼のスーパーマンの姿を見たのはラウスがもうコスチュームを着慣れて3ヶ月位したとき。彼はもう自信たっぷりになっていたから、絶対にやっつけてやろうと思いました。」と、皮肉たっぷりの発言をしたのは、アカデミー賞俳優ケビン・スペイシー。ブライアン・シンガー監督と、再演の約束をしていたケビン・スペイシーは本作にて、約束を実現。頭をスキンヘッドにし、意気揚々とこの悪役に臨んだ。「毎日頭を自分で剃って、メイキャップで頭がよく光るようにしてもらいました。実は劇中でかぶっているウィッグは実生活でも付けています。彼はスキンヘッドで資本主義に傾倒しているキャラクターだから、役に成りきる上で、スキンヘッドになることは必要な事でした。」と、役に対して妥協しない姿勢、そしてウィットに富んだコメントを残してくれた、ケビン・スペイシー。もうすでに、日本でも名を馳せる名優だが、初来日。今後は、もっと来日して欲しい俳優のひとりだ。

後日掲載予定のムービー映像では、各登壇者が語る役の魅力、そしてスーパーマンが私達に伝えたいメッセージを語るブランドン・ラウスの映像をたっぷりとお届けします!!

(ハヤシ カナコ)