7月29日、 IZAM初監督作品で第一回高校生映画コンクール「映画甲子園2006」シンボル映画である『夏音-Caonne』の初日舞台挨拶が行われた。会場内には、朝早くから劇場につめかけたという浴衣姿のIZAMファンも多く、登壇者達を熱烈な声援と拍手で迎えた。

主演で映画監督に挑戦する北村讃役の三浦アキフミさんは「観客のみなさんの笑顔を見て、やって良かったと思いました」と観客の反応にほっとした様子。美術教師・長谷川真智素としても出演しているIZAM監督は「気持ちを入れて作りました。ちょっと細かい部分もたくさんあるので、何度も見て、『夏音-Caonne』を長く愛していただけたらいいなと思います」、女性教師・日高マリアを演じた吉岡美穂さんは「この映画で影響があったら嬉しいです」と観客にメッセージを送った。

◇監督するにあたって参考にした作品は?
IZAM:ありません。誰かの真似はいやなので、自分流でやっています。

◇役作りについて
杉山彩乃:「初めて17歳を演じて、役作りはとくにしていなかったんですが、キャスト・スタッフに恵まれ、一緒にひとつのモノを作りました」
三浦アキフミ:「25歳になるんですけど、毎年高校生の役をやっています(笑)初々しいけど、演じるのは難しい。今までの経験を集大成として生かしました。『サン』の思いきりの良さは体当たりで、現場の雰囲気のお陰でできました。みんなに助けられてヘンテコな役ができました」

◇監督のことをどう思いましたか?
杉山:「もちろん前から知っていたので、厳しかったらどうしようと妄想していましたが、本当に優しいです」
三浦:「アーティストとして拝見していました。アーティストの目を楽しみました。ていねいな印象を持ちました」
吉岡:「女性をキレイに撮る監督だと思いました」

(m.nibe)