今年10月から東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される日豪交流年2006公式イベント・オーストラリア映画祭の記者発表会が行なわれた。

ニコール・キッドマンやナオミ・ワッツ、ピーター・ウィアー監督などの才能溢れる役者や監督を生み出してきたオーストラリア。今や現在の映画界を支えている主要国の1つになっていると言えるだろう。またオーストラリアの映画制作の幅は自国だけに留まらず、既に8カ国と共同製作を提携するなど世界へも広がっている。

今年は①日豪両国の関係や歴史を背景にした作品、②多分化国家である現代オーストラリア社会を描いた作品、③アボリジニ表象とその変遷を知ることができる作品、④女性監督作品、⑤アニメーション作品、という5つのテーマを意識してラインナップを選んだという。その時代もサイレント時代から現代にまで至っているため、普段観ることのできないような古い映画から最新映画までを一気に観ることができる映画祭になっているのだ。
また本映画祭では来日ゲストのティーチインや無料講演会、無声映画上映時の生演奏なども予定されている。

■会期
2006年10月3日(火)〜29日(日) ※月曜休館
■会場
東京国立近代美術館フィルムセンター
HP::http://www.momat.go.jp/fc.html
■入場料金
一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円
(生演奏付上映:一般1000円/高校生・大学生・シニア600円/小・中学生200円)
■上映時間
平日(火〜金) 15:00/19:00(10/3の初日は19:00のみ)
土・日・祝日 13:00/16:00(10/7、14は上映11:00/17:00、講演会14:00)

(umemoto)