7月27日帝国ホテルにて、『UDON』完成報告会が開かれた。フジテレビ・アナウンサー中野美奈子司会進行のもと始まろうとしたのだが、出だしからかんでしまった中野美奈子アナウンサー。亀山千広エグゼクティブプロデューサーが、「大変申し訳ありません。」と中野アナに代わって謝罪をするなど、最初から笑いのたえない記者会見となった。

来月公開の『UDON』。主役はもちろんタイトル通りうどんだが、キャストもかなり豪華。会場にはうどん屋の息子松井香助役のユースケ・サンタマリアと、香助といっしょにうどん巡礼記の旅にでる宮川恭子編集員役の小西真奈美、そして香助の親友であり、ユースケと個人的にも親友の鈴木庄介役のトータス松本が登壇。

ユースケ;「今回はどしゃぶりの雨の中来ていただいてありがとうございます。今回は、アテガキということで今まで演じた役の中で、もっとも自分に近い役だと思います。撮影中、本当に演技ができているのかと心配になることもありましたが、出来上がったものを見たらちゃんときっちり芝居してました!今回はユースケ3部作の第2弾だったんですが、監督が5部作にしようって言うんですよ。「お前は金のなる木だ」なんつってね、監督!?」
監督:「・・・・・苦笑。」
と、相変わらず無為鉄砲な発言をするユースケに、キャストもマスコミも失笑。マイペースさを発揮しつつ、すっとまわりを魅了してしまう雰囲気は香助にも健在だ。香助とともに香川のうどん屋を探し回り、コラムを書き始める恭子役の小西真奈美にとって、今回のロケは特別なものになったそうだ。
小西:「『UDON』の現場では、撮影で使わせていただくうどん屋さんのご主人やおばあちゃんが、スタッフを含め全員分のうどんを用意して下さる優しい方達がとても多かったんです。普段なら、仕事の合間に食べるロケ弁が、香川ではあったかいうどんになって、その時はみんな手を休めてうどんを食べていました。みんなで同じ時間に同じものを食べることはとても大切なんだと気付きました。みんなの間に信頼感が生まれて、それが自然と暖かい雰囲気のあるシーンにつながりました。」とコメントした。小西さんにとって、“食”に対する考えを一新させるような重要な作品になったようだ。
ユースケとは10年来の親友であるトータス松本は「ぼくは自分のことを讃岐ウドニストと呼ぶくらいのうどん好きです。撮影中うどんは食べれるし、現場は楽しいしで、自分にとってこんなに楽しくていいのか、と思うほどでした。なにかを食べながら演技していると、味がわからないのが常なんですが、今回はほんとにうまいものを食べてる!と毎回実感しました。」と、讃岐ウドニスト、そして役者としてパワーアップしたらしい。

映画の見所を聞かれ、亀山エグゼクティブプロデューサーは「とあるユースケとトータス松本さんが共演している番組を見て、ユースケを『踊る大捜査線』にキャストティングしたんです。僕はこの二人を見ているだけで、感慨一入です。そして、香助は食いしん坊か、胃の悪そうな男か、と考えていたのが、ちょうど『交渉人真下正義』のときでした。疲れきった顔のユースケを見て、こいつにも出来るなと思いました。逆に、恭子にはなんでもおいしそうに食べる小西真奈美さんを抜擢しました。そして、トータス松本さんには、ユースケにはない生命力を感じるところから。まさに、この三人はうどんの原料、小麦・水・塩なんです。胃のもたれる夏休み映画のあとは、ぜひ消化がよくて、すぐエネルギーになる『UDON』」を召し上がって下さい。」と話した。

(ハヤシ カナコ)

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