過去6度に渡り映像化されてきた作家・筒井康隆の名作「時をかける少女」が初のアニメ化。いち早く完成した作品のお披露目が東京・なかのZERO大ホールに行われた。
舞台挨拶では、監督、メインキャストが勢ぞろいし、夏らしい浴衣姿で行われた。以下、コメントを紹介します。

仲里依沙(紺野真琴役)
「私はひと足早く見させていただきました。泣いちゃいました。すごくせつないし、温かい心のある作品になっています。また何回も見たいなという作品になっていますので、ぜひ皆さん楽しんください」
 
石田卓也(間宮千昭役)
「初めて声優をやらせていただき、始めは戸惑いましたが、みんなに助けていただき、いい作品になっています。まだ完成した作品を見ていないので、今日は、皆さんと一緒に見たいと思っています」
 
板倉光隆(津田功介役)
「ちょっと前に完成した作品を見させていただき、涙を我慢していまた。きょうの試写会でも涙を我慢してしまうかもしれませんが(笑)、いい作品になっています。みんなで一生懸命演じました、皆さんに観ていただけることを、とてもうれしく感じます」
 
原沙知絵(芳山和子役)
「私の役は、原作ではヒロインとして存在していた人物で、今回のアニメ版では、叔母さんとして出演させていただいています。この作品の中で、真琴ちゃんにあだ名で『魔女叔母さん』って呼ばれているのですが、“魔女”ってとってもミステリアスで、すごく好きな響きだったので気に入っています。ぜひ見てください」
 
谷村美月(藤谷果穂役)
「声優は初挑戦で、映像を見てイメージしやすかったんじょですが、収録はとても楽しかったです。私もまだ作品を見てないので、楽しみにしています」
 
垣内彩未(早川友梨役)
「私も声優は初挑戦で、本当に全然わからない状態で演じたのですが、アフレコは本当に楽しくあっという間で、もっともっとやりたいなあ、と感じました。さわやかな気持ちで帰っていただければなと思います」
 
関戸優希(紺野美雪役)
「声優を初めてで、すごく難しかったんです、いろいろ勉強させていただきました。すごくいい作品になっていると思いますので見てください」
 
奥華子(主題歌)
「今回、主題歌と挿入歌を歌わせていただきまして、ありがとうございました。この曲たちは、監督さんはじめ、スタッフの皆さんのおかげで完成した曲です。ぜひ音楽もいっしょに、この映画を楽しんでいただけたらと思います」
 
筒井康隆(原作)
「くれぐれも最後の方で泣かないように。どうしても泣くと思われる方はハンカチのご用意を。それから、原作本の方も、ひとつよろしくお願いいたします(笑)。新装版が出ておりまして、このキャラクターデザインをしてくれた「エヴァンゲリオン」の貞本義行さんが表紙を描いておりますので、どうぞお買い求めください。それでは最後までゆっくりご覧ください。サンキュー。」
 
細田守(監督)
「本当にすばらしいスタッフ、そして本当に才能あるキャストに恵まれ、この日を迎えられたことを幸せに思っています。皆さんとこの映画が幸せなかたちで出会うという瞬間を願ってやみません。楽しんでください」

舞台挨拶前には、奥華子さんの主題歌の生演奏で始まり、会場には願いを込めて七夕、夏祭りの雰囲気もあり、和やかな舞台挨拶でした。