SKIPシティ国際Dシネマ映画祭でD‐コンテンツ・マーケットが本日から3日続けて開催される。このマーケットでは12組のデジタル映像クリエイターによる新企画のプレゼンと、3組のスペシャリストによる映画製作の施策が行われる。

第一回目の今日は井上たかしさん、中村真夕さん、澤田賢一さん、渡辺賢一さんによる新企画のプレゼンと、西村隆さんによるユニジャパンの活動紹介がされる。

■井上たかし
日本脚本家連盟ライターズスクールを経て、集英社「ビジネスジャンプ原作道場」入選により脚本家デビュー。元々監督にも興味があり、『LIVE SHOW』を初監督作品として本映画祭の短編部門に出品。現在もいろいろな作品に脚本家として参加しつつ、監督としてもメジャー志向で創作を続けている。
そんな井上さんが現在企画している作品はラブコメディ『戸籍係は舞い降りた』。『LIVE SHOW』とは違ったテイストの作品になっているそうだ。

■中村真夕
16歳でイギリスへ単身留学。その後ロンドン大学卒業後に渡米し、コロンビア大学を卒業。平成13年度文化庁芸術家在外研修員に映画監督として選出される。初監督作『Calling』がヒューストン国際映画祭で金賞を受賞し、多くの映画祭で上映された。ラジオドラマ『Bandage』(岩井俊二監督監修「円都通信」Tokyo FM)で第42回ギャラクシー賞の奨励賞を受賞。劇場用デビュー作『ハリヨの夏』は本映画祭の国際コンペティション部門で上映されている。2006年秋、全国公開予定。
中村さんの次回映画作品は社会派ヒューマンドラマ『Intimate Stranger‐親密なる他人』。いろんな世代に訴えかける作品になっている。

■澤田賢一
日本テレビ報道番組「バンキシャ」、テレビ東京「ガイアの夜明け」、NHK衛星番組などで報道系ドキュメンタリーを数多く制作してきた。
澤田さんが現在構想中の企画はドキュメンタリー『小さなバレリーナ』。今まで説得力のある番組を制作されてきただけに期待も大きい。

■渡辺賢一
映画学校に在学中も映画やドラマ、VPなどの助監督、制作を行う一方で自主作映画を制作し続ける。商業映画『An Apple キノコ』を制作後、劇場用長編映画『アイマイミーマイン』を監督。
最新の企画は『かさぶた』。作品を観た人に、その人を取り巻く人と再び向き合ってもらえるような作品を作りたいという熱い気持ちを持っている。

(umemoto)

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006 公式HP
http://www.skipcity-dcf.jp/