SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006、多目的ホールでの第一回目上映作品は、『太っちょ泥棒のラブライフ』(Lovelife of a Fat Thief/Tjocktjuven)/スウェーデン/2006。太っちょの泥棒ハリーと愛する二人の女性(一人は彼を逮捕した婦人警官、もう一人は妻の幽霊)との三角関係を描いている。
ストックホルム(スウェーデン)からはるばる来日したヘンリック・シルベーン監督と脚本家のヨナタン・ショーベリが上映前に登壇した。「本日はお招き頂き、どうもありがとうございました。初めての長編作品です。脚本家とは7年間の長い付き合いになります。」と監督が挨拶した。

映画上映後には再度監督が登壇し、観客からの質問に答えた。スウェーデン語での質問も飛び出し、打ち解けた雰囲気の中でのQ&Aとなった。

■映画の中でどのシーンが一番好きですか?
監督:一番気に入っているシーンという質問ですが、逆に気に入っていないところをお答えします。全編を通して気に入っていない所は最初の20分です。脚本はベストですが撮影は気に入っていません。食事のシーンは見返してみて、いいシーンだったと思います。

■女性の部屋が日本風のインテリアでしたが、日本のイメージは?
監督:スウェーデンでは日本は憧れの国です。規律正しく、バランスが保たれているというイメージがあります。警察官のカリンという女性がより自分を高めるということを表現するために取り入れました。セリフの中に「命の恩人には恩を返さなければ」というセリフがありますが、大好きな黒澤明監督の映画から拝借しました。夢にも思いませんでしたが、偶然日本の映画祭に出品することになりました。

■オープニング上映の『花田少年史』の感想をお願いします、同じ幽霊が出ているストーリーとしてどう思いましたか?
監督:私の映画と比べて予算が違うと素直に思いました。全体的にコメディとして優れていて、楽しませてもらいました。『花田少年史』の登場人物は幽霊でありながら強い意志を持っています。私の映画に登場する幽霊役のリビアも、もう少しキャラクターを作ればよかったなと思いました。

同作品は7月22日(土)18:00から再上映予定

(m.nibe)

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006 公式HP
http://www.skipcity-dcf.jp/