2006年7月15日、第三回を迎えるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭がオープニング・セレモニーによって幕を開けた。

■主催者、映画祭実行委員会会長の上田清司知事挨拶
この映画祭が世界中から注目されるように前進していきたい、人との出会いと深い感動が待っていることと思います。

■映画祭実行委員会副会長の岡村幸四郎市長挨拶
第一回のオープニング・セレモニーの観客は60人程度、2〜30人しか集まらなかった回もあったが、第三回目にして立ち見が出るほどとなりました。オープニング上映作品『花田少年史』は前売り完売、心からご歓迎を申し上げます。川口は産業と物作りの町、21世紀は映像産業を育てていきます。

■総合プロデューサー八木信忠挨拶
日本には桃栗三年柿八年ということわざがあります。(映画祭を)桃と栗に例えれば、やっと実を結んだことになります。柿の実を実らせるためには、観客の皆さんにどういう利益をもたらすかを考えなくてはいけない。素晴らしい作品を上映する9日間、できるだけ足を運んでいただいて、お友達をお誘いの上、一緒に来て頂きたいです。

■コンペティション長編部門、短編部門の作品紹介が瀧沢ディレクターによって行われ、ゲスト紹介、来場ゲストが登壇してのフォトセッションを行われた。短編コンペティション部門審査委員長、俳優 高嶋政伸さんは、『みなさんと一緒に9日間盛り上げていきたいので、よろしくおねがいします』と意気込みを語った。

■世界に広がるデジタルシネマ映画祭、提携しているKINOTAYO(デジタル時代の日本映画祭)ミシェル・モトロ会長、リスボン ジョゼ・アマラル・ロペス副市長、ポルトガル・リスボンビレッジ国際Dシネマ映画祭ディレクター、マルコ・エスピニェイラが今映画祭に向けて応援メッセージを贈った。セレモニーの最後にはリスボン映画祭、短編部門最優秀作品の『SPIN』が上映された。

『花田少年史』舞台挨拶
オープニング上映は招待作品の『花田少年史』、初監督となる水田伸生監督、主演者の須賀健太くん、安藤希さんによる舞台挨拶が行われた。

水田監督:初めて撮った映画で映画祭のオープニングを飾ることを光栄に思っています。
原作のイメージを崩さず、スケール感のある映像が撮ることにプレッシャーを感じています。

■デジタルのメリットは?
監督:カットの4割がCGとの合成で、モニターチェックで簡易合成を試みました。
須賀:主演で緊張しました。満席に近い状態でうれしいです。(あそこが空いてる)と指差し、最後まで楽しんでもらったらいいです。

■撮影で気をつけたことは?
須賀:ないですね。素です。似ているっていうか、同じです。
監督:それなりに指示しましたよ(笑)

■健太くんとの共演はどうですか?
安藤:一緒にゲームをしていました。健太にはいたずらをされました。おもちゃでおどかされたり...

■幽霊役の苦労について?
安藤:以前から幽霊役をやることが多かったので苦労はありませんでした。
監督:それなりに指示しましたよ(笑)

■観客へ一言
須賀:この映画は家族で楽しめるので公開したときまた家族と見に来てください。
安藤:年齢、男女を問わず見てもらえると思います。
監督:テンションが高かったり笑えたり、クライマックスをお楽しみに、日本を代表する名子役が懸命に演じています。
(m.nibe)

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006 公式HP
http://www.skipcity-dcf.jp/
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
http://www.hanada-shonen.com/