7月3日『靴に恋する人魚』に主演しているビビアン・スーの来日記者会見が行われた。今作は、香港のトップスターであり、プロデューサーとしても知られるアンディ・ラウが、アジアの若手監督支援のために発足したプロジェクト≪FFC:アジア新星流≫の第一段作品であり、2005年台湾金馬奨で、最優秀美術賞を獲得している。また、作品中のナレーションはアンディ・ラウが担当している。

近年は台湾、香港、マレーシア、中国でアルバムを制作したり、詩を他のアーティストに提供するなどの活動をしていたというビビアン・スー。久々の来日については「ただいまー!という感じで、凄く嬉しいです!」と相変わらずのビビアン口調で話した。

この作品で共演しているダンカン・チョウは、ビビアン自ら監督に推薦したとのこと。「ダンカン・チョウとは事務所が一緒で、前にもCMで共演していています。この映画の誠実で笑顔の素敵な歯医者という役にぴったりだと思いました。」撮影中のダンカンについては「無口で出番以外は音楽を聴いていました。私は無口な人が魅力的だと思います。(笑)」と語った。
撮影で印象に残っているのは、足が悪くて歩けなくなってしまった主人公ドドが夫に髪を洗ってもらう場面。「はじめ無表情だったドドが夫に髪を洗って貰っているうちに泣いてしまう。夫に気付かれまいと声を出さないように泣くのはとても難しかったけど、このシーンはワンテイクでOKでした。ビビアンは凄く変な顔だけど、泣かせるシーンだと思います。(笑)」
主演映画の日本での公開を控え、「長いこと日本の人達とは会えませんでしたが、映画を通じて接することが出来て嬉しいです。日本語で喋るビビアンは変だけど、中国語を話すビビアンはカッコイイと知って欲しいです。(笑)」
また、来日会見には、キャイーンも登場し、久々の再会に盛り上がった。
(t,suzuki)