6月24日ユーロスペースにて『真昼ノ星空』の初日舞台挨拶が行われた。  『真昼ノ星空』は、沖縄を舞台にした映画を撮り続けている中川陽介監督の最新作。鈴木京香、ワン・リーホン、香椎由宇。年齢も国籍も違う3人が、まぶしい光と、熱帯夜の中で、それぞれ孤独を抱えながらもしなやかに暮らす物語。
撮影は2年前だったとのことで「2年間待ってやっとの上映ですが、非常にいい時期に上映できて良かったです」と中川監督。
現在通販で沖縄の食材を取り寄せる程、この作品をきっかけに沖縄好きになったという鈴木京香。「シーグラスのように綺麗で可愛らしい作品。観終わった帰りにビールを飲みたくなると思います(笑)」。
『ローレライ』以前に撮影され、今作がデビュー作という香椎由宇は「やっと上映されて嬉しいです。撮影というものを全く知らなかったので、監督には色々教えてもらいました。初めての作品がこれで良かったです」。
また、舞台挨拶には来れなかったワン・リーホンからはビデオのメッセージも。「由起子(鈴木京香)の為に料理を作ってあげるシーンが印象に残っています。優秀なスタッフキャストと一緒に仕事が出来て嬉しかったです」とコメント。ワン・リーホンについて監督は「彼は、優しくてナイスガイ。彼は、色気だけでなく品も兼ね備えた人。」と語った。撮影の合間にリーホンに日本語を教えたという鈴木京香は「見た目は優しいけど、撮影では本当にプロなんだなと思いました。日本語も最後の方には大分うまくなっていました。」と話した。香椎は「お兄ちゃんみたいな人でした。何も分からなかった私を色々とフォローしてくれていたということを最近になって気付きました」というのに対して「それは遅いよ。」という監督の言葉に笑いが起こった。
(suzuki)