日本よりも先行して上映している国では、もうすでに1200億円の興行成績をあげているシリーズ最終章にして最高傑作となった『M:i:Ⅲ』のジャパンプレミアがお台場メディアージュにて行われた。

午前中に、明治記念館での記者会見を行い、マスコミの取材、午後からは北側一雄・国土交通相を訪問。職員から温かい歓迎を受け、夕方メインイベントであるお台場のスーパージャパンプレミアを行った。

『M:i:Ⅲ』の宣伝ツアーがここ日本で終了するということもあり、Mr.トム・クルーズは本編さながらの華麗な演出でお台場海浜公園に登場!!なんと、晴海から時速100㎞を超えるジェットボードを滑走させ、空で一部始終をとらえるヘリコプターに向かって立って手を振ってしまうほどの余裕ぶりを見せつけてしまうのだからすごい!そして、なにもなかったかのように、レッドカーペットで和太鼓の演奏にも参加。「彼らとはドイツで会って、いっしょにプレイすることは約束していたんだ!今、いっしょにできて本当に嬉しい!」と興奮をあらわにしていた。レッドカーペットは約500人以上のマスコミ関係者と、人目トムを見たいと詰め掛けるファンとでごった返し。しかし、トムはハリウッドスターでありながらも、ひとりひとりのファンのコールに答え、300mのレッドカーペットを2時間もかけて歩いた。トムの心の広さが伺い知れるイベントとなった。

ジャパンプレミアの会場でも、会場に訪れていた『ラストサムライ』の出演者&スタッフを舞台に呼んでしまうほどの人情家。「本当にこの場所で皆さんにお会いできたことが嬉しい!ぜひ、楽しんで下さい!」と観客者全員を祝福。トムはずるい。なぜなら「この人のためなら頑張れる」と思わせる笑顔を持っているから。いっしょに仕事をする仲間から「トムと仕事をすると楽しい!」と言わしめてしまう、人格者なのだ。今回いっしょに来日しているJ・Jエイブラムス監督、マギー・Q、ケリー・ラッセルらとも本当に、笑顔でよく話をしている姿を目にした。仲間を大切にするトムの姿勢が最高の作品を生み出し、世界に興奮と感動を届けている。今後とも公私ともども、更なる充実っぷりを見せつけてくれそうだ。

21日は新幹線を借り切って、車中ではファンサービスを、大阪では試写会を行う予定の、超多忙なMr.トム・クルーズ。こんなに気合の入った、プロモーションもそうない。今回のイベントの総制作費は、2億円を超えるそうな。それだけ、『M:i:Ⅲ』にはトム・クルーズの思い入れがあるということだ。ぜひ、劇場で全世界が味わった興奮を味わって下さい!

(ハヤシ カナコ)