ヒース・レジャー主演映画「カサノバ」のトークショー付試写会が、TOKYO FMホールにて行われた。魅惑のヴェネチアを舞台に<伝説のプレイボーイ>・<世界最高の恋人>として名をはせた【カサノバ】。この有名なカサノバ伝説を、『ショコラ』のラッセ・ハルストレム監督が“世界一の恋人”として、たったひとつの真実の愛に出会うまでを描いている。そして今日は、映画の中のカサノバと同様、1人の女性を愛し、射止めた木村祐一氏が、集まった多くの女性客に向けてカサノバと自身の恋愛感について語った。
ブルーのシャツと黄色のビーチサンダルというラフな格好で木村氏が登場すると集まった女性客から歓声があがった。MCから紹介されると、「こんな色男の映画をボクに語らせてもいいんですか?」と謙虚な姿勢を見せた。ちなみに、今日身にまとっいた洋服はシャツがイタリア製、ビーチサンダルがブラジルのものと、ワールドカップ色を何気なく取り込んでいた。
MCから映画の中のカサノバについて聞かれると「女性を口説くのにいやらしさが全然ないんです。なかなかええヤツですね。」とおおいに共感した。料理でも言葉でも女性を酔わせるのがうまい木村さんの女性を口説く方法は?という質問に対しては「(女性を)落とそうとして言っているわけではなく、気に入ったことをすぐに言いたくなってしまうんですよ。」と答え、「最近のエピソードとしては、一緒にハンバーグを食べてる時に(えみりさんが)『おいしいおいしい』ってさかんに言ってて、最後の一切れを二つに切って、それであと二回楽しめると言っていたときに、こんなとこ好き!ってなりましたね。」とご自身のエピソードも披露してくれた。やはり、女性を口説くには言葉が大事、だという。ただ、その言葉の「言い方」もとても大事だと、集まった観客へ向けてアドバイスをした。
そしてこの日は、今回本作の公開を記念してLA VERDE TRADIZIONE 銀座店のシェフにご考案したもらったオリジナル・カサノバスウィーツが会場の女性たちに振舞われた。このスウィーツを食した木村氏は「カサノバが恋に落ちるフランチェスカのドライさが良く表現されていますね。好きや、と言われてもすぐには甘ったれないしっかりとした芯が感じられるスウィーツですよ。」と絶賛した。
ラッセ・ハルストレム監督、ヒース・レジャー、シエナ・ミラー主演の「カサノバ」は6月17日(土)テアトルタイムズスクエア他にて、全国順次公開となる。