5月30日、シネセゾン渋谷にて『パビリオン山椒魚』完成披露試写会が行われた。監督は短編シリーズ『亀虫』で音楽界、出版界などアーティストから絶賛されている冨永晶敬。冨永監督の待望の撮りおろし初長編監督作品となったのがこの『パビリオン山椒魚』である。

21世紀の天才レントゲン技師・飛島を演じたオダギリジョー。「とてもキチガイな映画が出来たと思います。面白いキャストが集まったのも、このキチガイな脚本のおかげだと思います。『ヨーイ、スタート!』など助監督のようなこともやっていて、エンドロールでもスタッフの中に入っています。(笑)」。
サラマンドル・キンジロー財団の四女・あづきを演じた香椎有宇は「説明のしづらい話ですが(笑)、楽しんでもらえると思います」とコメント。
音楽を担当したのは、菊池成孔は「本当、キチガイな映画です。オダギリさん、香椎さんのファンは観た後に嫌な気分で帰ると思います。(笑)」

撮影現場が楽しくて仕方なかったという冨永監督は「撮影が終るのが嫌で、なんで三週間しかないんだろう思いました。(笑)前半と、後半があって途中から様子が変わってくるので、どうしてこうなるのかなと感じるかと思います。1本で2本分楽しんで貰えればと思います。」と挨拶した。
(t,suzuki)