”ハマるなら、イマ！”『スター・トレック』40thプロジェクト始動！

５月１６日(火)、「『スター・トレック』40thプロジェクト」の共同記者発表会が行なわれた。
今年で全米放送開始から40周年を迎える『スター・トレック』は、これまでに放送されてきたテレビシリーズ（『宇宙大戦争』『新スター・トレック』『スター・トレック　ディープ・スペース・ナイン』『スター・トレック　ヴォイジャー』『スター・トレック　エンタープライズ』）５本に加え１０本の劇場版を生み出してきた。いずれもファンに支持され続け、その結果40年という長期に渡って愛されるという一大ムーブメントとなった。

40周年記念として考案されたプロジェクトの狙いは、「スター・トレックの世界が決してマニアックではなく、友情や恋愛といった、現代誰もが抱えているような身近な問題を取り上げていることを知ってもらいたい。また、隠れスター・トレックファンにも大きな声が上げられるようにしたい。」ということ。
『スター・トレック』はマニアックなファンを大勢持っていることでも知られているが、実は内容は決して取り付きにくいものではない。
物語の中で描かれる未来には、原作者ジーン・ロッデンベリーが思い描いた理想が反映されている。差別や偏見のない、人類共存の明るく理想的な未来が舞台となっているのだ。
そこに登場するのは個性的で魅力的なキャラクター。勇敢なカーク船長、クルーとの協調性を大事にするピカード艦長、冷静沈着な中にも人間的愛嬌をも持つスポックやアンドロイドのデータ。そしてシリーズ最強といわれる敵、ボーグの魅力にハマった人も少なくない。

また、それぞれのキャラクターの名台詞も人気の秘訣となっているのだが、今回40thとして斬新さとポップ感を組み合わせたビジュアル広告に出されたのは『宇宙大戦争』のカーク船長とミスター・スポック。スポックは名台詞”Live long and prosper”(「長寿と繁栄を!」)のお馴染みのサインを出している。

40th記念として予定されているラインナップは、５本のシリーズを横断し、見所がテーマ別に編集された”40thテーマ別DVDボックス”の販売（『ボーグ　ボックス』『タイム・トラベル　ボックス』『Qボックス』が発売予定となっている）、今まで出されてきたDVDをプライスダウンしたものの販売、厳選されたエピソードを詰め込んだレンタルDVDの開始。
そして『スター・トレック』40周年ＨＰの開設、劇場版１０作品の一挙上映、DVD付きマガジン『隔週刊　スタートレック　ベストエピソードコレクション』の販売が決定している。

40周年を迎えてますますスター・トレック熱が燃え上がることが期待できそうな今年。まだ一度も観たことがない！という方は是非一度試してみては？

(umemoto)