5月13日(土)、クールでゴージャスな痛快エンターテインメント映画『陽気なギャングが地球を回す』が初日を迎え、池袋シネマサンシャインで豪華キャストと監督による舞台挨拶が行なわれた。

原作は今最も注目を集めている作家・伊坂孝太郎の同名小説。他人の嘘がわかってしまう男、成瀬に大沢たかお。正確に時間を計測する女、雪子に鈴木京香。若き天才スリ師、久遠に松田翔太。いい加減な理屈をこねる演説の達人、響野に佐藤浩市。他にも加藤ローサ、大倉孝ニ、大杉漣といった個性派俳優が脇を固めている。原作ファンからも映画化の要望が殺到した本作はカンヌへの出品が決定。すでに予約が殺到し、問い合わせも殺到している。陽気なギャングは世界でも注目を集めるだろう。

初日の今日、会場は満員!立ち見はもちろん、今日の上映を楽しみにして昨晩から来ていた観客もいたそうだ。
そんな中行なわれた舞台挨拶で大沢さんは「楽しくておもしろい映画です。カンヌのことは今日聞いたのですが、嬉しいですね!今までの日本映画とはちょっと違った、軽くて楽しくてかっこよくて笑える映画になっているので、外国の人にこういう日本映画もあるんだと観てもらえれば嬉しいです。」と語り、鈴木さんは「大阪キャンペーンの時に観ていただいた方にすごく気に入ってもらえたのが伝わってきて感動しました。なので楽しんでもらえる確信があります!」と語った。

また佐藤さんは「どこから見ても楽しい映画で、目新しい作品です。ラテンのりの日本映画でも、今までにないようなものになっています。」と語り、この映画のライバルは?と聞かれると「この監督を見れば、ライバルはいないとわかっていただけるでしょう!(笑)」と答えた。
本作がスクリーンデビューとなった松田さんは「この映画がなければ、今の自分はありません。このチームといるとわくわくします。いつも新鮮に感じるんです。」と語り、本編で佐藤さんの年下の妻を演じた加藤ローサさんは「最初この役をできると聞いた時はビックリしました。夫婦に見えるのかなって思ったんですけど、結婚写真を撮ったら夫婦に見えたので安心しました(笑)」と語った。

監督は日本娯楽映画監督の後継者と言われている前田哲。「この映画は完成までに2年かかりました。実は原作を読んだ時から映画になるという確信がありました。役者を見てもらいたい映画です。」

原作は続編が出版されることになっており、期待される映画の続編に関しては、監督もキャストの皆さんも乗り気!鈴木さんは「運転席は誰にも渡したくないです〜!」と語った。

カンヌでの上映に、続編決定(?)。今後この陽気なギャングがどこまで人々にロマンを与えてくれるのか目が話せない。

□5月13日(土)池袋シネマサンシャイン・渋谷アミューズCQN他 全国ロードショー!!

(umemoto)